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検挙した薬物事犯の特徴

検挙した薬物事犯の特徴(令和4年中)

1.薬物事犯の検挙状況

宮城県警察が、令和4年中に薬物事犯(覚醒剤、大麻、麻薬等)で検挙した人員は、121人です。

内訳は、覚醒剤取締法違反が63人、大麻取締法違反が47人、麻薬及び向精神薬取締法違反が7人、その他が4人となっています。

全薬物事犯5年間の検挙状況(宮城県)
区分\年別 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 前年対比
検挙人員(人) 140 132 164 138 121 -17
法令別検挙状況男女別検挙状況
再犯状況bouryokudankanyo.jpg

覚醒剤取締法違反の検挙状況

覚醒剤取締法違反の検挙状況と押収量の推移(宮城県)
区分\年別 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 前年対比
検挙人員(人) 85 86 96 85 63 -22
うち女性 16 11 15 15 16 +1
うち20歳未満 0 1 0 0 0 0
うち暴力団関係者 48 60 57 56 38 -18
覚醒剤押収量(g) 100.8 71.3 77.7 55.2 9.0 -46.2
覚醒剤取締法違反の検挙状況と押収量の推移

大麻取締法違反の検挙状況

大麻取締法違反の検挙状況と押収量の推移(宮城県)
区分\年別 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 前年対比
検挙人員(人) 42 41 58 40 47 +7
うち女性 6 5 6 2 3 +1
うち20歳未満 0 3 12 7 4 -3
うち暴力団関係者 9 6 6 7 10 +3
押収量 乾燥大麻(g) 67.3 578.3 4073.9 541.4 171.8 -369.6
大麻草(本) 20 0 295 0 0 0
大麻樹脂(g) 2.7 7.2 0.4 0 0 0
大麻たばこ(g) 0 0.3 0.8 0.3 1.3 +1.0
大麻濃縮物(g) 257.2 69.1 -188.1
大麻取締法違反の検挙状況と押収量の推移

2.薬物事犯の特徴

覚醒剤取締法違反
検挙人員のうち、覚醒剤取締法違反の再犯者は52.1%を占めており、覚醒剤への依存性の高さが現れています。
覚醒剤取締法違反の検挙人員63人中、暴力団関係者は38人で、60.3%を占めました。覚醒剤の密売などが、暴力団の重要な資金源になっていることがうかがえます。
大麻取締法違反
県内における大麻取締法違反の検挙人員は、近年増加傾向にあります。その要因として、「たばこより害が少ない」「依存性がない」などといった、大麻の有害性について誤った認識を持っている者が多いことが挙げられます。
検挙人員47人のうち41人(87.2%)は大麻取締法違反の初犯者であり、また、30歳代以下の検挙人員が9割近くを占めています。
大麻リキッドや大麻ワックスなど、新たな形状の大麻製品を所持して検挙される事例が増えています。
その他
SNSやインターネットを利用して覚醒剤や大麻などの薬物を購入し、または密売して検挙される事件が増加しています。
薬物が精神や身体に及ぼす悪影響を正しく理解しないまま、興味本位や、好奇心などの安易な気持ちで薬物事犯を犯す人が依然として後を絶ちません。

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