令和3年中の宮城県の交通事故情勢は、発生件数、負傷者数とも前年と比較して減少しました。
また、死亡事故は42件42人発生し、前年と比較して-2件-2人と減少しました。
死者の状態別では、四輪車乗車中は-4人、歩行中は-2人と減少しましたが、二輪車乗車中は+3人、自転車乗用中は+1人と増加しました。
死亡した方のうち、65歳以上の高齢者が半数以上を占めたほか、高齢運転者による死亡事故が約3割(31.0%、42件中13件)を占めており、
依然として厳しい交通事故情勢となっています。
尊い命を交通事故の惨禍から守るためには、県民一人一人が「交通ルール 守るあなたが 守られる」というスローガンのもと、
交通ルールを守れば安全が確保される交通環境づくりを、県民運動として、より一層推進する必要があります。
発生件数 | 死亡事故 | 負傷者数 | ||||
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件数 | 死者数 | 重傷 | 軽傷 | 計 | ||
令和3年 | 4,286 | 42 |
42 |
484 | 4,698 | 5,182 |
令和2年 | 4,487 | 44 | 44 | 483 | 5,000 | 5,483 |
前年比 | -201 | -2 | -2 | +1 |
-302 |
-301 |
増減率(%) | -4.5 | -4.5 | -4.5 | +0.2 | -6.0 | -5.5 |
平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
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死亡事故件数 | 50 | 55 | 61 | 44 | 42 |
死者数 | 51 | 56 | 65 | 44 | 42 |
全国 | 東北 | 宮城県 | 青森県 | 岩手県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 | |
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死者数 | 2,636 | 207 | 42 | 29 | 35 | 28 | 24 | 49 |
前年比 | -203 | -35 | -2 | +1 | -11 | -9 | -6 | -8 |
増減率 | -7.2 | -14.5 | -4.5 | +3.6 | -23.9 | -24.3 | -20.0 | -14.0 |
交通死亡事故は42件42人で、前年と比較すると-2件-2人と発生件数、死者数ともに減少しました。
事故類型別では、車両相互の事故が20件、人対車両(歩行者事故)13件、車両単独事故9件となりました。
高齢者の交通事故死者は24件24人(前年比+4件+4人)で、全事故死者の半数以上(57.1%、42人中24人)を占めています。
死者の状態別では、歩行者11人、自転車4人、車両運転中9人で、歩行者(11人)については前年比+2人となりました。
自車線をはみ出しての交通死亡事故(「正面衝突」と「路外逸脱による単独事故」)は17件17人(前年比-2件-2人)で、 事故類型は、正面衝突10件、単独事故7件となりました。
二輪車が関係した交通死亡事故は8件8人で、前年と比較すると+3件+3人と増加しました。
事故類型は、正面衝突が1件、単独による工作物衝突が3件、転倒が1件、右折直進が3件(いずれも直進側が二輪車)となりました。
自転車が関係した交通事故死者は5件5人で、前年と比較すると+1件+1人と増加しました。
事故類型は、出会い頭1件、正面衝突1件、追突3件で、自転車乗用中死者の5人中4人は高齢者です。
※百分率は小数第二位で四捨五入するため、合計が100%にならない場合があります。