宮城県内熊情報



熊のイメージ画像ツキノワグマとは

名前 ツキノワグマ(月輪熊)   学名 Ursus thibetanus ツキノワグマ写真 
体長 100〜160センチ
体重 50〜130キログラム
特徴
  • 全身は黒い体毛で覆われる。咽頭部の毛は白く、三日月に見えることが和名の由来となっています。
  • この白い斑紋は個体により変異があり、見られない個体もいます。
  • また、クマ科の別種でも見られることがあり本種固有の形態ではありません。
聴力・嗅覚  人間よりずっと良い。
走る速度 人間よりずっと速い。100mを7秒台で走る能力があります。
運動能力 木登り・水泳が得意。
食物 植物食傾向の強い雑食
  • ブナなどの新芽
  • アリ、ハチなどの昆虫類アザなどの草本類ウワミズザクラなどの液果類
  • ドングリ、クリなどの堅果類やアケビ、ヤマブドウなどの漿果類・山菜類を食べる。
生態
  • 冬期間冬眠を行い,雪解け頃に目覚めて活動を始める。
  • 行動圏は40キロ平方メートル(通常オスの場合)と言われているが,食べ物の豊凶により異なる。
  • 通常3〜4歳で繁殖可能となり,1回に1〜3匹の子グマを産む。子グマ は2年ほどは母グマと一緒に行動する。
  • 行動時間帯は朝夕,黎明薄暮時。
生息数 宮城県内の生息個体数は最小値401頭,最大値が896頭(中央値:633頭)と推定されている。

熊のイメージ画像クマに遭わないためには

1 出没情報に注意!

宮城県、地元役場、管轄警察署などから、最新のクマ出没情報(宮城県ホームページへ)を入手し、危険なところには近づかないようにしましょう。

2 クマに自分の存在を知らせる!

〜自然動物の生息場所に「入らせてもらうんだ。」 と言う感謝の気持ちと謙虚な姿勢で山に入りましょう〜

熊鈴・ラジオなどで音を鳴らしたり、大声でしゃべりながら歩くことにより、クマに人間の存在を知らせることができます。

※ 川の音や、風の音がする場所、見通しの悪い場所では、意識して鈴を鳴らしたり、ラジオや音楽プレーヤーのボリュームを上げるなどして大きな音を出すようにしましょう。

※ 電波の届かない地域では、ラジオは役に立たちません。携帯型音楽プレーヤーなどもに活しましょう。

3 活動時間や気象状況に気をつける!

クマの活動時間帯(朝・夕,黎明薄暮時)を避けて行動しましょう。  
※ 天気が悪くて薄暗い日(雨、ガス、霧)は、昼間も活発に活動することがあります。

4 クマの痕跡に気をつける!

木の樹皮にクマの爪痕、地面に新しい食痕やフン、足跡、樹上には餌を食べるために作った棚のようなもの(クマ棚)を見つけたら、近くにクマがいると思って行動し、場合によっては引き返しましょう。

5 ゴミ等は放置せず,必ず持ち帰る!

入山者が捨てたゴミを食べるようになったクマは「人間は食べ物を持っている」と思い、故意に人間に近づくようにな周辺住民や後から入山する人を危険な状態に陥れることになります。

※ 過去には、登山パーティーがテントを張って休んでいるところに、突然、クマ(食べ物狙い)が現れ被害を受けた事例もあります。

熊のイメージ画像クマに遭ってしまったら

1 そっと立ち去る

遠くにいるなら心配ないので、そっと立ち去りましょう。

2 騒がない

まず落ち着くこと。
大声をあげたり、石や棒等を投げつけることは、クマを興奮させてしまいます。

3 そっとさがる

ゆっくりと後退する。
クマは背中を見せて逃げるものを追う習性があるため、出遭ってしまったときは、静かに後ずさりしたほうが良いです。

4 自分の姿を大きく見せる(クマから逃げ切れない場合)

クマに正対して直立し、両腕をゆっくり広げて自分の姿を大きく見せるようにしましょう。  
※ 持っている傘や、ビニールシートを広げたらクマの方が逃げていったという実話もあります。

5 子グマに出遭ったら

絶対に近づかない。
近くに必ず母グマがおり、子グマを守ろうと攻撃してくる可能性があります。

注意喚起のイメージ画像 昔から対処法の一つとして「死んだふりをする」という方法が言われてますが、クマに恐怖心を与えない効果はあるとしても、こちらが一方的に不利な体勢になってしまいます。また、クマは死肉を食す習性もあり、死んだふりをするというのは危険な行為です。

熊のイメージ画像クマが攻撃してきたら

1 とにかく慌てない

慌てずに、護身用の武器、(※クマ撃退用スプレー)又は武器として使用出来るような物(登山用ストック、カメラ・望遠鏡用三脚等)があれば用意しましょう。
そのためにも、いつでも取り出して使用できる状態にしておく事が大切です。

2 反撃する

○ クマ撃退用スプレーを使用する場合

アウトドアショップや釣具店では、トウガラシの主成分であるカプサイシン(辛み成分のもと)を噴出させる「クマ撃退用スプレー」が販売されおり、現在クマ用の護身用具として最も効果が認められています。
(※効果は短時間で毒性はありません。)

物にもよりますが、有効射程距離は最大9mで噴射時間は5〜7秒。クマが有効な射程距離に入ってくるのを待って顔面(目・鼻・口)に命中させることが必要です。 

風上に向けての噴射は避けましょう。

噴射の際は、スプレー貼付の取扱い要領を確認のこと。

いざという時に反撃できるように、練習しておくことが大切です。

○ クマ撃退用スプレーが無い場合

その他の武器として登山用のストック、カメラ、望遠鏡用の三脚、ベルト、落ちている石や木の棒など素手以外の使える物を使用して、クマの攻撃を防ぎつつ、怯んだ隙を見て退避しましょう。
 
退避する際は、持っているものを一つずつ地面にそっと置いていき、クマの関心をそらしつつ、静かに逃げましょう。

注意喚起のイメージ画像大災害(地震、津波、台風、洪水など)からの避難と同じように、万が一に備え、心と物の準備をしておくことがとても大切です。「備えあれば憂いなし」

3 防御姿勢(反撃出来ないとき)

うつ伏せ(腹這い)になって顔と腹部を守り、両手で首の後ろを保護します。リュックサック等を背負っていれば、プロテクターになり一番大事な頭部や首部が守れます。転がされても、その勢いで元の姿勢に戻ることがコツです。

上記の方法を実施すれば必ず大丈夫とは言えません。研究や経験からとりあえず有効であるという方法です。
クマにあわないようにするのが一番大切です。

熊のイメージ画像最新のクマ出没情報

※ 最新のクマ出没情報については、下記宮城県ホームページでご確認ください。

宮城県ホームページへ(クマ関連情報)
  http://www.pref.miyagi.jp/sizenhogo/seibutu/honyurui/kuma/kuma.htm