第4回協議会
開催日 平成29年12月13日(水)
出席者 警察署協議会委員  5人
警察署側 署長以下10人
議事概要等
 開会
   委員6人中5人の出席で協議会成立を報告
 会長挨拶
   今回は、新体制での2回目の警察署協議会ですので、前回より一歩でも前進する協議会にしたいと考えております。私は、警察署協議会委員として5年目となりました。警察署協議会委員に任命されてから、自分自身この4年間で気持ちも精神面も成長できたとつくづく思っている次第でございます。
 今年も残すところ2週間となりました。来年は戌年であり、戌年は、しげる、盛んになるという意味があります。加美警察署協議会も、益々盛んにやっていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
 署長挨拶
   本日は、お忙しい中ご出席いただき、ありがとうございます。
 先日は、新体制になって初めての警察署協議会ということで、緊張感をもって臨まれたことと思います。本日の協議事項には、内容が重い案件もありますが、皆様から忌憚のないご意見をいただき、業務に反映させていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
 報告事項
【議長】
 はじめに、警察側から「管内の治安情勢」について説明をお願いします。
【刑事課長】
    ◯ 刑法犯認知・検挙状況について(平成29年11月末現在)
  当署における刑法犯認知・検挙状況は、
    刑法犯
      認知件数:144件 (前年比+35件)
      検挙件数: 68件 (前年比+37件)
      検挙率 : 47.2%
    重要窃盗犯
      認知件数: 27件 (前年比 +9件) 
      検挙件数: 19件 (前年比+14件)
      検挙率 : 70.4%
    全刑法犯認知件数144件中、106件が窃盗犯。
 〈刑法犯の特徴〉
    ・ 昨年同時期に比べ窃盗犯の認知件数が増加しており、その理
     由は余罪多数の窃盗犯被疑者を逮捕したことによる。
    ・ 特殊詐欺の認知件数は4件。
  【生活安全課長】
    ◯ 非行少年等の検挙補導総数について(平成29年11月末現在)
       非行少年等の検挙・補導総数 21名(前年比-3名)
   刑法犯少年             2名(前年比-2名)
   不良行為少年           19名(前年比-1名)
    ・ 刑法犯少年~暴行、傷害
    ・ 不良行為少年~深夜はいかい、家出、刃物所持など
    ・ 学識別~小学生2名、中学生3名、高校生12名、有職少年2名
  【交通課長】
    ◯ 交通事故発生状況について(平成29年11月末現在)
       死亡事故  0人(前年比 -1人)
   人身事故 62件(前年比 +1件)
   物損事故473件(前年比+19件)
   特徴
    人身事故発生時間帯
       0時から7時まで    5件(8%)
       7時から13時まで  34件(55%)
      13時から19時まで  19件(31%)
      19時から24時まで   4件(6%)
   多発路線
      国道347号       15件(24%)
      国道457号       18件(29%)
      県道            1件(2%)
      町道           25件(40%)
      その他           3件(5%)
   町別発生状況
      加美町 人身事故   45件(死者0人、負傷者57人)
            物損事故  381件
      色麻町 人身事故   17件(死者0人、負傷者23人)
            物損事故   92件
   飲酒運転事故発生状況
      加美町 物損事故    4件 人身事故    1件
      色麻町 物損事故    1件
  【警務課長】
    ◯ 相談・苦情受理状況について(平成29年11月末現在)
   相談受理状況
    相談受理件数 531件(前年比+59件)
       犯罪被害未然防止   49件
       ストーカー・DV      27件
       悪質商法          4件
       契約・取引         35件
       その他          416件
    相談件数が前年同期と比べ59件増加した。
    ストーカー・DVに関する相談の内訳は、
       ストーカー事案 14件、
       DV事案     13件
    その他は、「家庭・職場・近隣関係(家事問題)の相談90件」、
           「迷惑行為の相談66件」、
           「架空請求詐欺の相談59件」
   苦情受理状況
    警察署に対する苦情 2件
     〈内訳〉
       警察からの回答がない
       警察官の対応について
    苦情に対しては、全て早急に回答しており、申し出た方に納得してい
   ただいている。
    公安委員会に対する苦情 0件
【議長】
 引き続き「最近の取組」について、報告をお願いします。
  【生活安全課長】
     犯罪の未然防止活動関係について報告します。
 ・ 平成29年全国地域安全運動加美地区大会(10月7日)
 ・ 一日警察署長委嘱式及び特殊詐欺被害防止訓練(10月11日)
 ・ 児童生徒健全育成ボランティア「アルカス」と協働した非行防止、
  被害防止キャンペーン(10月16日、同月17日、同月19日)
 ・ 夜間防犯診断の実施(10月18日)
 ・ 不審者対応訓練及び被害防止訓練等(11月17日)
 ・ 関係機関との合同危険物運搬車両に対する指導取締り
                                  (11月20日)
 ・ 関係機関等との合同事件事故等防止キャンペーン(11月21日)
  【議長】
     これらの説明に対して、委員の方から質問はございますか。
 では、まず私から質問させていただきます。
 どうして加美という小さな町の中で、相談が11月末時点で531件もあるのか。具体的にどのような相談なのですか。
    【警務課長】
     相談件数が年々増加している理由には、警察官が受理した相談を曖昧にせず、組織に乗せて適切に対応しているということがあると思います。
 また近年、携帯電話機やパソコンの普及に伴うトラブルや犯罪も増加する等相談内容は多岐にわたっており、受理件数が増加しているものと思われます。
 また、当署では架空請求詐欺に関する相談が59件で、相談総数の中でも割合が大きくなっています。この架空請求詐欺とは、実際は見ていない動画サイトの料金を請求するメールが送られてくるという内容です。こういった相談は年々増加しており、このような相談を受理した都度、相談受理票を作成しておりますので、相談件数も自然と増加していきます。
    【議長】
     相談の全てを警察が受理するのでは大変ではないか。相談の窓口は、役場や区長など警察以外にもあるはずなので、そちらに相談するのも一つだと思うのです。
    【署長】
     特殊詐欺については、犯行グループが何万件という単位で不特定多数の人にメールを送ります。そして、私たち警察は、被害者を出さないためにも、そういったメールが送られて来た場合には、まず警察に相談して下さいと広報しております。
    【議長】
     町民のなかには「恥ずかしくて警察に相談できない」「家族に怒られるから黙っておく」という人もいるはずです。あくまでも531件というのは加美警察署での受理件数であって、他にもそのようなメールが送られてきている人はいるはずだと思います。
    【署長】
     ご指摘のとおり、警察で把握している件数以上に、メールが送られてきている人や深い悩みを抱えている人はいると思われます。当署では、警務課が窓口となって様々な相談を受理し、適時適切に処理しています。
 相談の件数については、県内24警察署全てが増加しています。これは、警察を頼りにしているため相談するのだとも捉えられます。適切に相談を受理しなければ、大きな事件の発生も予想されます。
    【議長】
     警察に寄せられる相談とは、来訪と電話のどちらが多いのですか。
    【署長】
     電話による相談が多いです。
    【議長】
     しっかり相談をしたいなら、電話ではなく直接相談に来た方が伝わると思いますが。
    【署長】
     緊急性がある相談であれば、電話の方が即座に対応できることもあります。
    【議長】
     電話だと理解しきれない相談もあるのではないでしょうか。
    【署長】
     現実的には、電話で対応できる相談は、まずは電話で対応しております。そのうえで、相談内容が複雑であったり電話で終わらせることができないような深刻な内容であれば、警察署に直接来るよう促します。
    【議長】
     駐在所には相談に行かないのですか。
    【署長】
     行く方もおります。その件数も含めて、当署では11月末時点で531件という相談件数になっております。
    【委員】
     特殊詐欺が4件発生しているようですが、どのような詐欺が発生しているのですか。
    【刑事課長】
     利用した事実のない有料サイトの代金を請求され、現金をだまし取られるという架空請求詐欺2件と融資申込者が保証金などを名目に現金をだまし取られるという融資保証金詐欺が2件発生しています。
    【委員】
     融資保証金詐欺2件で、お金を借りるつもりなのに逆に振り込むのですか。
    【刑事課長】
     そうです。一時金を納めれば融資するという言葉に騙されて現金を振り込むという被害があります。
    【委員】
     犯人は、非通知で電話を架けてくるのですか。
    【署長】
     非通知の場合もありますが、その中でもレンタル携帯電話機を使っていることもあります。レンタル携帯電話機の場合、携帯電話機のレンタル会社から借りた人は実際の使用者ではなく、多くは回り回って全くの別人が使っています。実際にアジトの捜索をすると、何十台もの携帯電話機が出てきます。
 また、「架け子」と「受け子」は全く関係のない別人であり、「受け子」はアルバイト感覚でやっていることがあります。
    【刑事課長】
     そういった電話に騙されて、高額な契約をすることなどは絶対にないように注意してもらいたいと思います。また、振り込め詐欺に使用される口座ですが、これは定職に就いていない人等が現金と引き替えに作ったものが多い状況です。
 この、口座を売るということも犯罪なのですが、売られた口座を犯行に使用しているため、犯人検挙に時間を要することもあります。
    【委員】
     次に、非行少年の検挙・補導で小学生は高学年ですか。
    【生活安全課長】
     はい、そのとおりです。
    【委員】
     家の人は、自分の子どもが深夜徘徊をして自宅にいないことを何とも思わないのでしょうか。
    【生活安全課長】
     深夜徘徊をしている少年を見つけたら原則、親に引き渡し指導します。
 親の中には「夜の仕事をしていて祖母も寝ていて気がつかなかった。」などと話をする親がいます。そのような場合は、後日警察署に呼んで親に対しても指導します。
    【委員】
     時々、加美町の商店街をバイクで走行している人がいますが、取締りなどはしていますか。
    【交通課長】
     最近は、当署にそのような通報はありません。昔のような暴走族ではなく、マフラーを改造したバイクが1台くらい走行することはあります。そういったバイクが走行しているという通報があった場合は、即座に検索を実施したり、パトロールを強化しています。
 協議事項
【議長】
     では、協議に移ります。
 今回の協議事項は
    ◯ 冬道の交通事故防止対策
    ◯ 防犯カメラの現状について
となります。
 初めに、「冬道の交通事故防止対策」に対する説明を交通課長からお願いします。
    【交通課長】
     ● 広報活動の推進
   宮城県警では、12月1
  日から来年の3月31日までの間、‘冬道の安全運転1・2・3運動’を推
  進しています。
   この運動は、
     ・ 速度を控えた運転を心がけていただくため、「1割」のスピード
      ダウン
     ・ 車間距離を保持した運転を心がけていただくため、「2倍の車
      間距離」
     ・ 早めに出て余裕を持った運転を心がけていただくため、「3分
      早めの出発」
  について皆さんに知っていただくものです。
   そして、当署では
     ・チラシの配布
     ・国道457号沿いに設置している電光掲示板の活用
     ・交通安全講話などの各種会合時
  に広報しています。
   また今後は、警察のホームページを活用したり、町の広報誌にも載せ
  ていただくなどして、広報していただきたいと思います。
     ● 道路管理者との連携
       融雪や除雪については、道路管理者が実施しています。当署では、
  融雪・除雪が必要な箇所を認知した場合、すぐに道路管理者に情報提
  供しています。また、交通事故などの現場においては危険回避のため
  に融雪剤を散布することがありますが。これはあくまでも一時的なもの
  でしかありません。
     ● 鍋越峠の通年通行について
       現在、鍋腰峠は冬期間の午後7時から翌日の午前7時までの閉鎖時
  間を除いて、通年通行を実施しています。
   これは、宮城県、山形県、警察、消防、有識者が集まって検討を重ね
  、地形や安全管理対策などを考慮した結果、通年通行が可能となった
  ものです。
   車両の交通量について調査した結果、
      午前7時から午後7時までが9割
      午後7時から翌日の午前7時までが1割
  でした。将来的には移動時間の短縮のため、大型車両を含めて冬期
  間も24時間通行できるようにしたいと考えています。
  議長
     次に「防犯カメラの現状について」に対する説明をお願いします。
    【署長】
     会長から、事件事故の抑止及び発生時の全容解明の目的で、加美警察署管内の交差点等に防犯カメラの設置検討という協議事項をいただきました。本日は、防犯カメラの現状として基本的事項について説明申し上げ、次回の協議で方向性を示していきたいと考えておりますのでご了承下さい。
    (1)  公共空間における街頭防犯カメラ運用状況(29年3月現在)
       ・ 総数  2,590 台
  〈内訳〉
    警察が設置し管理運用している防犯カメラ 5台
    他機関が設置し、警察施設内にモニター設備がある防犯カメラ
                                    416台
    他機関が設置運用している防犯カメラ 2,169台
    (2)  国道及び県道の設置状況
       ・ 国道  9台
 ・ 県道 13台
    (3)  当署管内の防犯カメラ設置状況  7台
    (4)  警察の働き掛けによって設置された公共・街頭カメラの台数
 (平成29年3月現在)  346台(内 加美 1台)
   ※ 加美町が防犯カメラを設置した経緯
     平成27年11月20日、加美警察署長名で、防犯カメラの設置
    要請を行い、それに伴って平成28年度予算で3台を要求したも
    のの、1台のみの予算措置となったものである。
    (5)  防犯カメラの設置手続
       道路法第32条(道路の占有許可)の規定により、道路管理者の許可を受けなければならない。申請者は、道路管理者に対し、道路占有許可申請書に、占有目的や占有場所(路線名、場所、車道・歩道・その他別)、占有物件(名称、規模、数量)、占有期間、占有物件の構造、工事期間、工事実施の方法、工事の復旧方法を記載するほか、その他必要な書類を添付した場合は、添付書類欄に、その書類名を記載して許可申請しなければならない。
    (6)  防犯カメラ設置に伴う作業
       宮城県では、
   ① 犯罪の防止を目的に設置するカメラ
   ② 不特定かつ多数の人が利用する施設や場所に継続的に設
    置されるカメラ
   ③ 画像を記録媒体(HDD、メモリーカード等)に保存する機能を
    備えたカメラの場合、設置・運用要領を定めることしている。
    (7)  設置までの主な検討事項
       ・ 設置主体~自治体又は民間
 ・ 予算の確保~買い取り又はリース  ※ メンテナンス料含む
 ・ 設置場所の選定と占有者との事前協議
 ・ カメラの選定と購入方法
 ・ 設置・運用要領の策定
    【議長】
     只今の説明に対して、委員の方から質問はございますか。
 それでは、私から意見を言わせていただきます。
 「防犯カメラがある。」というだけでもルールを守る人はいる。いずれにせよ、防犯カメラを設置しなければならない時代が来ると思います。
 そのため、小野田や色麻などで、ここに付けてもらいたいという要望はありますか。私としては、コメリの辺りに設置すると良いのではないかと思っています。
 以上で協議等を終了します。議事の円滑な進行にご協力いただきありがとうございました。
 次回開催予定
 10月に開催したいと考えておりますが、改めて日程調整を致しますのでご了承下さい。
 閉会


直線上に配置


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