第4回協議会
開催日 平成28年12月14日(水)
出席者 警察署協議会委員 5人
警察署側 署長以下10人
議事概要等
 開会
 委員6人中5人の出席で協議会成立を報告
 挨拶
(1)  加美警察署協議会会長
     本日は、「年末警戒出動式」に警察署協議会委員として参加させていただきました。
 私は、以前にも1回、年末警戒出動式に協議会委員として参加しており、会議室で行う協議会では見られない加美警察署員の方々の凜々しい姿を見ることが出来、とても良い出動式でした。
 さて、本日の警察署協議会に参加するに当たり、江戸時代の大名で出羽国米沢藩主である、「上杉鷹山の人づくり」について話をさせて頂きます。
 上杉鷹山は、世の秩序が乱れ、道義が廃れた時代に、明るい希望ある社会づくりの方法として人材登用の門を開き、従来の世襲の考え方を変えて、有能な人物には惜しみなく適切な俸禄を与えて
  「奉行・次役」~民の父母として総監督に当たらせたもの
  「郷村教導出役」~専ら農業を勧め、物事の善悪等を教えたもの
  「回村横目」~領内の犯罪を探って捕らえる警察官の役目
等の大事な役目に付け、領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作った名君として知られています。
 皆様も、警察官の人材育成や指導に携わっておられますから、上杉鷹山の考え方を参考にして役立てて欲しいと思います。
 では、本日も警察署協議会が意義あるものとなるよう忌憚のない意見をお願いします。
  (2)  加美警察署長
     警察署協議会委員の皆様には、日頃から警察業務に御理解をいただき有り難うございます。
 特に本日は、寒気の厳しい中、当署駐車場で行った年末警戒出動式に御参列いただき誠にありがとうございます。
 当署では各関係機関団体の方々と連携して年末警戒に従事し、町民の皆様が安全安心に暮らせる地域社会の実現を目指しているところであります。
 先日12月8日、当署管内の加美郡色麻町において、包丁を所持した男が一般住宅に押し入り現金を脅し取った強盗事件が発生し、現在も捜査中でありますが、一刻も早く犯人を逮捕したという良い報告が出来るよう尽力しているところであります。
 本日も、警察署協議会において、皆様からのご意見をいただき、業務に反映させていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。
 報告事項等 
  (1)  管内の治安情勢について
【警務課長】
   それぞれ担当課長から説明します。
 刑法犯認知・検挙状況について、刑事課長は事案対応により遅れるため、私が説明いたします。
 非行少年等の検挙補導総数について生活安全課長
 交通事故発生状況については交通課長
 相談苦情について私が、それぞれ説明します。
  【警務課長】
   刑法犯認知・検挙状況について(平成28年10月末現在)
 ・ 刑法犯    認知件数 95件(前年比-21) 
           検挙件数 26件(前年比-27)
           検 挙 率 27.4%
 ・ 重要窃盗犯 認知件数 15件(前年比-3)
           検挙件数  5件(前年比-3)
           検 挙 率 33.3%
 特徴
  ・ 本年10月末までの全刑法犯認知件数95件中、69件が窃盗犯で
   ある。
  ・ 前年同期と比較し、刑法犯や重要窃盗犯の認知件数は減少傾向
   にあり、また、オレオレ詐欺や性犯罪の発生は認められなかった。
  ・ 現在、生後4ヶ月の長男に暴力を振るった父親を逮捕勾留し、捜査
   中である。
  【生活安全課長】
     非行少年等の検挙補導総数について(平成28年10月末現在)
     ・ 非行少年等の検挙・補導総数 24名(前年比-38)
 〈内訳〉
   刑法犯少年          4名(前年比-2)
     罪種~暴行、公然わいせつ
   不良行為少年        20名(前年比-36)
     行為種別~飲酒、暴走行為、深夜はいかいなど
   学識別~小学生1名、中学生4名、高校生10名
       有職少年3名、無職少年2名
  【交通課長】
   交通事故発生状況について(平成28年10月末現在)
   死亡事故   1人(前年比±0)
 人身事故  55件(前年比+8)
 物損事故 421件(前年比+8)
 〈特徴〉
  ・ 人身事故発生時間帯
     0:00~ 6:00台      3件(5%)
     7:00~12:00台     15件(28%)
    13:00~18:00台     31件(57%)
    19:00~23:00台      6件(10%)
  ・ 発生路線
    国道347号          16件(29%)
    国道457号          14件(25%)
    県道               5件(9%)
    町道              16件(29%)
    その他              4件(7%)
  ・ 多発事故形態   追突事故17件(46%)
           交差点出会い頭12件(32%)
  ・ 町村別発生状況   
    加美町 人身事故      42件:死者0人、負傷者52人
          物損事故     347件
    色麻町 人身事故      13件:死者1人、負傷者18人
          物損事故       74件
  ・ 飲酒運転事故の発生状況  加美町 物損事故3件
                      色麻町 物損事故1件
  【警務課長】
     相談・苦情受理状況について(平成28年10月末現在)
     ・ 相談受理状況
   相談受理件数427件(前年比-30)
   ストーカー・DVの内訳は、
          ストーカー事案2件、DV事案19件
   「その他」では、「迷惑行為48件」、
             「家庭・職場・近隣関係(家事問題)68件」
 などが多い。
 ・ 苦情受理状況
   苦情受理件数2件
   警察署に対する苦情1件
     署員のパトカーの運転に対するもの
   宮城県公安委員会に対する苦情
     署員の相談対応に対するもの
(2)  加美警察署における最近の取組について
  【生活安全課長】
     犯罪の未然防止活動関係について、報告します。
 ・ 全国地域安全運動加美地区大会の開催(10月8日)
 ・ 銀行員を一日警察署長に委嘱・特殊詐欺被害防止広報の実施
                                    (10月14日)
 ・ 各中学校アルカスと連携した防犯・非行防止キャンペーン活動
                           (10月12日、14日、17日)
 ・ 宮城県防犯診断競技大会への出場支援~加美町防犯指導隊が準
  優勝(10月19日)
 ・ 加美町・色麻町に対するサイバー犯罪対策(9月中) 
  【交通課長】
     交通事故防止活動関係について、報告します。
 ・ 街頭キャンペーン「人垣作戦」の実施(9月21日)
 ・ 加美地区交通安全グレースボール大会の開催(9月23日)
 ・ 安全運転自転車リーダー育成講習会の開催(9月27日)
 ・ 高齢者交通安全講習会の開催(9月28日)
 ・ 交通事故死ゼロを目指す日キャンペーンの実施(9月30日)
  【議長】
     只今、管内の治安情勢や最近の取組等について説明がありました。
 これらについて、委員の皆様から意見はございますでしょうか。
  【委員】
     相談件数で、「家庭・職場・近隣関係(家事問題)68件」と特に件数が多いですが、それらは警察で相談を受け対応しなければならない内容なのですか。
  【警務課長】
   たしかに、「家庭・職場・近隣関係(家事問題)」に関する相談は多く、中には警察組織以外での対応が必要となるケースもありますので、役場や保健所等の関係機関や団体を教示しています。
  【生活安全課長】
   警察が「窓口」となって、相談者の悩みや困りごと等に対応しているために件数が多くなっているものと考えられます。
    【委員】
     強盗事件が発生した時の警察広報について説明願います。
    【刑事課長】
     警察では事件事故等が発生した場合、緊急に事件広報の必要性があると判断した場合は報道機関に広報し、それ以外の場合は、広報をせずに問合せがあれば対応する方法をとっています。
    【生活安全課長】
     これ以外に生活安全課では、事件発生時に最寄りの小中学校への連絡が必要と判断した場合に、管内の学校へ連絡しています。
    【委員】
     実は、12月8日色麻町内において強盗事件が発生した際、色麻町の有線放送よりもテレビ報道の方が早かったので、早期に警察から役場へ連絡してもらえれば、有線放送を活用した事件広報を実施し、住民に早く知らせることができるのではないかと思うのです。
  【議長】
     では、「事件発生時における警察から町役場への連絡」については提言とし、次回の協議会で発表願います。
  他に意見が無ければ、協議に移ります。
 協議事項
  【警務課長】
     それでは、本県警察官による窃盗等事案について説明します。
 本年5月、本県警察官による酒気帯び運転事案が発生し、宮城県警が一体となって非違事案防止に向けた指導教養を継続実施しておりましたが、またしても非違事案が発生したことから、発生状況や当署における再発防止に向けた取組状況について報告します。
    事案の概要等
      ・ 当該警察官
  宮城県若柳警察署勤務
  巡査長  30歳男性
・ 状況・処分等
  本年10月31日、窃盗事件の被疑者として逮捕。
  同年11月18日、窃盗、建造物侵入・窃盗未遂罪で起訴。
  同日付で免職。
・ 事案の概要
  当該職員は、
   第1 宮城県若柳警察署において、若柳地区交通安全協会が
     管理する現金23万円を窃取した窃盗事件
   第2 宮城県栗原市内の土木建築会社事務所に現金窃盗の目
     的で侵入したが、目的を遂げなかった窃盗未遂事件
 を起こしたもの。
   当署における再発防止へ向けた取組
  ・ 11月1日、緊急課長会議を実施し、非違事案の概要を確認しなが
 ら、「非違事案防止に向けた取組の実施」等について指示を徹底。
・ 11月2日、非違事案防止に向けた取組として「各課単位による小
 集団活動」を実施するよう指示。
・ 11月4日、課長会議において、「継続した非違事案防止に向けた
 取組の実施」について指示を徹底。
・ 11月21日、定期会議において、全署員に対し「非違事案の絶無」
 について指示を徹底
・ 11月25日、課長会議において、「継続した非違事案防止に向けた
 取組」について指示徹底するとともに、「机・ロッカーの施錠状況」、
 「鍵の管理状況」等を確認するよう指示。
  【委員】
     再発防止へ向けた取組として様々な対策をとられていますが、具体的 な実施状況を説明願います。
  【警務課長】
     具体的には、
  ・ 課員に対する身上把握の徹底
    日々のチェックにより課員の異変を見逃さないにし、現金を窃取す
   るような動機を作らせないようにする。
  ・ 継続した職務倫理教養の推進
    全署員へ非違事案に対する自分の考えを自筆させ、その考えを検
   証する。
    将来を見据えた堅実な生活設計に努めさせる。
    全国の非違事案を例とした「甘い考え」を捨てさせる。
  ・ 庁舎管理として、ドアやロッカーの施錠の徹底と、確実な鍵の管理
等であり、県民の信頼を取り戻すべく、再発防止に向けて取り組んでいます。
    【警務課長】
     では、次の報告事項である
   「県民の警察官表彰受賞について」
に移ります。
 本年11月18日、各地で市民の暮らしや治安を守るため、昼夜を問わず地道な活動を続ける警察官を表彰する、第46回宮城県「県民の警察官」の表彰式が、仙台市青葉区で開催され、当署地域課四釜駐在所長及び岩沼警察署刑事課の2名が「県民の警察官章」を受賞しました。
    四釜駐在所長の勤務経歴等
       昭和57年4月に宮城県巡査を拝命し、これまで主に地域部門で勤務しており、東日本大震災が発生した際は、勤務する気仙沼警察署唐桑駐在所が津波で流出したものの、パトカーに寝泊まりしながら被災者に寄り添う勤務に努めた。
 現在は、妻を連れての駐在所勤務に努め、地域住民と接して安全安心な地域社会の実現を目指しながら、若手警察官に育成に尽力している。
    受賞時における謝辞(抜粋)
       明るく正しく、犯罪と強く向き合う優しい警察官となるべく、上司や先輩、同僚に支えられながら職務を遂行してきた。
 東日本大震災から5年以上経過したが、県内は復興半ばであることから、安全・安心な地域社会の実現に向け、より一層邁進したい。
    【警備課長】
     所長からは、何日もパトカーに寝泊まりしたため、「足の皮膚に靴下がくっついた。」と話しており、車で寝泊まりする苦労があったようです。
    【委員】
     実際に、被災地で勤務することは大変だったと思います。
 これからも地域住民のために頑張ってほしいと思います。
    【議長】
     その他に何か御意見ございませんか。
 それでは、以上で協議等を終了します。
 議事の円滑な進行に御協力いただきありがとうございました。 
 次回の開催予定
   来年2月に開催を予定。
 協議事項など詳細については、後日御案内いたします。
 閉会


直線上に配置


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