第4回警察署協議会議事要旨


 協議会名 宮城県岩沼警察署  
 開催日時 平成29年12月13日(水)午後4時00分から午後5時10分まで
 開催場所 岩沼警察署 大会議室
 議事概要
1 開会
  定足数(過半数)の委員出席を確認報告し開会した。

2 挨拶  
(1) 岩沼警察署協議会長 
   会長となり初めての協議会となる。
 本日初めて協議会に出席する委員の方もいるが、活発なご意見をお願いしたい。
    
(2) 岩沼警察署長  
   委員の方々には、日頃から当署の運営に関して貴重なご意見、ご提言を賜っている。
 今回は、4回目の協議会ではあるが、10月1日付けで、新たに宮城県公安委員会から当署の協議会委員として委嘱された4名に対し、10月6日に委嘱状を伝達させていただいた。
 本日欠席の委員の方もいるが、会長、副会長の新体制のもと岩沼警察署を支えていただければと思う。
 委員の再任により2期目、3期目を迎えられた委員の方々には、これまでどおり岩沼警察署の運営さらには警察活動の在り方について意見をいただければと思う。
 新たに委嘱なされた方には、警察活動をより良いものとするために、様々な視点から貴重な意見をいただければと思う。
 本日は、忌憚のない意見をよろしくお願いしたい。
 

3 議事 (協議事項)  
(1)  あおり運転の事例について
  (質問:委員)    
   
  【回答:交通課長】    
   あおり運転については、道路交通法上では車間距離不保持違反となるが、当署では今年この違反で検挙した事例はない。
 当署管内では車間距離不保持が原因の人身交通事故は2件発生しており、仕事に急いでいたという理由などから車間距離が短くなったために事故が発生しているが、最近テレビ等で報道されているような悪質なあおり運転というものは発生していない。
 
 
 
 
 
【意見:委員】
 あおり運転ということではありませんが、隣の車線を走っていた車に急な割り込みをされたことがあり、気をつけなければならないと感じたことがあった。
 交通上のマナーや交通違反がきっかけで運転手が怒ってしまい、あおり運転をしてしまうというものも多いのかなと思う。
【回答:刑事課長】
 今年に入ってから、交通上のトラブルが暴行事件などに発展した事例を2例ほど紹介する。
 一例目は、30歳代男性の被害者が運転する車が、一時停止を守らなかったことに、40歳代男性の犯人が腹を立て、15分間ほど車間距離を空けずに追いかけ、被害者が一旦車を止めたところに、犯人が車から降りてきて、言いがかりをつけながら、被害者の胸ぐらを掴んだり、携帯電話を放り投げるなどした後、現場から立ち去ったというもの。
 二例目は、40歳代男性の被害者が、交差点内で無理な割込みをしてきた3、40歳代の男性運転手に注意したところ、注意された犯人が逆上し、蛇行運転をするなどして被害者の車の進行を邪魔しながら走行して、急停車した後で車を降り、怒鳴りながら被害者の車のボディを蹴飛ばして、現場から立ち去ったというもの。
 いずれも、被害者側が交通法令を守らなかったことや、相手に交通マナーが悪いことを注意したことがきっかけとなっており、原因がなくただあおり運転をするというものはない。
 こういった場面では、相手方が興奮していることが多く、話し合いで解決することは難しく、もし相手が向かってきた場合には、車から降りることなく、110番通報していただきたい。
 事件にならないまでも、岩沼警察署管内で交通上のトラブルは散見される。
 少なくとも安全運転をすることで、トラブルを未然に防ぐことはできるため、心に余裕を持った運転を心がけていただきたい。
(2) 高齢者ドライバー事故の対策について
(質問:委員)
【回答:交通課長】
 高齢者ドライバー事故に関して、高齢者の運転免許証の更新時期を短縮し、運転技術の確認が義務づけられれば、高齢者ドライバーの交通事故防止にはつながる。
 警察本部の運転免許課にも確認したが、現在のところ、高齢者ドライバーの運転免許の更新時期を短縮するという動きはない。
 高齢者ドライバーの交通事故防止対策として、今年3月12日に改正道路交通法が施行され、75歳以上のドライバーが一定の交通違反を起こした場合は、臨時の認知機能検査を受けることになった。
 この検査で認知機能の低下のおそれがあると認められた場合、臨時の高齢者講習を受けることになり、また、認知機能検査の結果、認知症のおそれがあると認められた場合、臨時適正検査または医師の診断書を提出することとなる。
 岩沼警察署が管轄する名取市、岩沼市では、運転免許証を返納した高齢者が利用しやすいように、路線バスのコースやダイヤの改定作業を現在進めている。
 各自治体でも運転免許証を返納しやすい環境も徐々に整っていっている状態である。
(3)  岩沼市押分地内における死体遺棄事件の進捗状況について
(質問:委員)
【回答:刑事課長】
 現在、犯人逮捕に向けて、鋭意捜査中で、詳細についてはご容赦願いたい。
 これまでの捜査状況でお伝えできる部分については、事件概要についてですが、10月8日午前6時ころ、岩沼市押分字須加原地内の千年希望の丘二野倉公園南側の空き地内で、身元不明の女性の死体を発見したという通報を受け、当署で事件を認知した。
 その後の捜査で、女性の身元については、DNA鑑定等の結果から判明した。
 警察としては、死体遺棄事件として10月9日付けで当署に岩沼市押分地内における女性被害の死体遺棄事件捜査本部を設置し、捜査を継続中である。
(4)  交通事故防止の取組み、交通事故を起こさない、巻き込まれない方策について
(質問:委員)
【回答:交通課長】
 交通事故防止のために、警察が行っている重点的な取組みは、三点ある。
 一点目は、交通安全教育の推進である。
 各事業所の一般運転者をはじめ、高齢者、児童、生徒等の特性に応じた交通安全講習や教室の開催や、交通安全教育車、自転車シュミレーター等の活用による参加、体験、実践型の交通安全教育を実施している。
 今年11月末現在で、交通安全講習や教室を240回実施していて、参加人数は延べ17,437名になる。
 その内、参加、体験、実践型の交通安全教育は、175回実施し、延べ14,572名が参加している。
 そのほか、関係機関・団体と連携した交通安全広報、自転車安全利用街頭キャンペーンを大型商業施設や学校周辺で実施している。
 二点目は、交通安全施設の整備である。
 信号機をはじめ、一時停止標識や横断歩道、最高速度規制等の交通規制について、交通事故の発生状況や地域住民からの設置要望等を踏まえ、真に必要性、緊急性の高い箇所を選定し、合理的、効果的な交通規制を実施している。
 また、道路管理者と随時道路の共同点検を行い、ガードレールや歩道、街灯の設置等、交通安全施設の整備について要請をしている。
 三点目は、交通指導取締りです。
 岩沼警察署管内の交通実態や交通事故の発生状況等を分析し、飲酒運転、無免許運転、速度違反等の交通事故に直結する悪質性、危険性、迷惑性の高い違反に重点を置いた指導取締りを強化している。
 また、交通事故を起こさない、交通事故に巻き込まれないための方策については、宮城県警の交通事故防止の標語にもなっているが、「交通ルール、守るあなたが、守られる」を実践していくことが必要である。
 岩沼警察署管内の交通事故の発生原因として多いものは、前方不注意や安全不確認といった注意力散漫型または漫然運転型といった事故が6割を占める。
 これは、前をよく見ていなかった、安全確認が不十分だったために起きている事故で、運転手が少し注意をしていれば防ぐことのできる事故である。
 相手が止まるだろう、相手より先に行けるだろうといった、だろう運転をしてしまったために事故に遭うこともあることから、相手が先に出てくるかもしれないといった、かもしれない運転を心がけて事故を防いでいただければと思う。
【意見:委員】
 警察だけでなく、地元住民が交通事故防止のためにできること、安全協会でできることがあると思うので、お互いが協力し、交通事故防止に向けた活動をしていけたらよいと思う。
(5)  交通安全施設設置要望について
 ○ 名取市美田園1丁目地内 信号機設置要望(要望1)
   ○ 名取市美田園6丁目地内 横断歩道設置要望(要望2)
   ○ 名取市美田園5丁目地内 右折表示信号機設置要望(要望3)
  (要望:委員)
 
  【回答:交通課長】
   要望1の交差点については、名取市や地元住民、議員からの設置要望を既に受けている。
 要望を受け、交通量や交通事故発生件数等を調査し、平成27年度に県警本部に対して信号機新設の要望を提出し、以後継続して要望をしている。
 平成30年度も、新たに交通量や交通事故発生件数を調査し、設置要望を提出することとしている。
 要望2の交差点も、名取市や地元住民から設置要望を受けている。
 この交差点は過去3年間、交通事故の発生はないものの、小学校の通学路に指定され、児童等の通行があるため、横断歩道を設置する方向で計画をしている。
 要望3の信号機については、今回の委員からの要望を受け、初めて認識した。
 今回の要望を受け、交通量と交通事故発生件数を調査し、検討していきたい。
 要望3の交差点では、過去3年間追突事故は発生しているが、交差点内での右折車両と直進車両の交通事故は発生していない。
 
  【意見:委員】
   今回要望3として提出した交差点は、県道亘理塩釜線上で、震災復興の関係もあって、交通量が多くなっている。
 交差点に右折レーンはありますが、右折の矢印信号がないので、信号の変わり際に、スピードを上げて交差点に入ってくる車もあって、危ないと感じていた。
 今後も、地元住民として交通安全活動を進めていきたい。
 

 4 業務報告
平成29年中の活動実績について
   
  【報告:刑事課長】
 平成29年の窃盗事件の発生状況だが、平成28年と比べると、総数では50件近く減少している。
 特に岩沼市内での侵入窃盗、乗り物盗が減少しており、名取市でも乗り物盗の自転車盗の発生件数が減少している。
 逆に増えているのは、バッテリー盗や自動販売機ねらいといった犯罪で、平成28年と比べ、65件増加している。
 このバッテリー盗や自動販売機ねらいを行っていた犯人は、他の警察署で検挙されており、その後岩沼警察署管内での発生はない。
 次に、主要犯罪の認知、検挙状況について、平成29年10月末の暫定値となるが、平成28年の10月末と比べ、重要犯罪である強制わいせつ事件の発生件数が減少している。
 犯罪発生件数に対する検挙率については、平成28年10月末と比べ、10.3ポイント減少している。
 強制わいせつ事件に関して言えば、平成28年は余罪多数の犯人を逮捕したことにより認知件数も増えた部分があったが、平成29年は発生がほとんどない。
 また、特殊詐欺等の知能犯といわれる犯罪については、平成28年は騙された振り作戦を実施し、3件検挙しているが、平成29年は1件となっている。
 
  【質問:委員】
 特殊詐欺事件の発生件数は、名取市、岩沼市は多いか。
【回答:刑事課長】
 発生件数自体はそれほど多くないが、特殊詐欺の予兆電話は数多くかかってきている。
 その都度、騙された振り作戦を実施しているが検挙に至っていないというのが実情である。
【回答:生活安全課長】
 特殊詐欺の発生件数は、岩沼警察署管内では。平成29年中約10件発生しており、被害額は約1,700万円となっている。
 平成28年は、約20件発生しており、被害額は約6,000万円となっている。
 宮城県内では、平成29年の特殊詐欺の発生件数は増加している状況で、生活安全課では特に被害の阻止に力を入れており、銀行等の金融機関と連携して、高齢者が100万円以上のお金を引き落とす場合、警察に対し通知してもらっている。
 岩沼警察署では平成29年中は、これまで約1,700万円分の被害を阻止しています。
  【質問:委員】
 テレビのニュース等であれだけ広報していても、やはり騙されてしまう人は多いのか。
【回答:刑事課長】
 犯人側の騙し方というか、手口が常に変化しており、新しい手法が次々生まれているということもあるかと思う。
 最近は、警察官の名前を騙って、電話がかかってくることが多くなっている。
【質問:委員】
 名取市での窃盗事件の発生件数が岩沼市よりも多くなっているが、名取市のどういった地区で犯罪が多いのでしょうか。
【回答:刑事課長】
 名取市の方が住宅の数や人口が岩沼市よりも多いこともあるが、どこの地区というよりは、バッテリー盗や自動販売機ねらいが増えているため、工事現場やトラックが駐車している場所での被害が比較的多い。
【報告:交通課長】
 平成29年11月末での交通事故発生状況については、人身交通事故は過去4年間ほぼ横ばいの発生件数となっていたが、平成29年は大きく減少している。
 平成28年と比べ、減少率は20パーセントを超えており、宮城県全体の人身交通事故の減少率が約5パーセントなので、岩沼警察署は県の平均を大きく上回っている状況となる。
 死亡事故についても、平成29年は3件発生しており、平成28年よりも2件の減少となっている。
 物損交通事故についても、平成28年と比べ減少しており、全ての交通事故で発生件数が減少している。
 交通事故の発生件数が全体的に減少している要因としては、関係機関、団体の協力によるものが大きいと感じている。

6 次回開催日程
   次回協議会は、平成30年2月下旬を予定し、協議事項は後日調整することとした。

7 閉会

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