第2回警察署協議会議事要旨


 協議会名 宮城県岩沼警察署  
 開催日時 平成28年6月29日(水)午後3時45分から午後5時20分まで
 開催場所 岩沼警察署 大会議室 
 開催状況 警察署協議会の開催状況 
 議事概要
1 開会
  定足数(過半数)の委員出席を確認報告し開会した。

2 挨拶  
(1) 岩沼警察署協議会長 
   日々ニュースを見ていると、落ち着かない話題や、物騒な事件が取り上げられている。
 自分たちの身近なところの生活がより良くなるように、活発な意見をお願いしたい。
        

    
(2) 岩沼警察署長  
   当署が管轄する岩沼市には竹駒神社、名取市は仙台国際空港を持ち、人口も増加するなど古い文化と新しい文化が融合する街となっている。
  本件上半期の治安概況は、刑法犯の認知件数、検挙件数、交通事故の発生件数はほぼ横ばいである。
 交通死亡事故は既に4名の犠牲者が出ている。
      

3 議事 (協議事項)  
(1) 拾得物の取扱いについて    
  (質問:委員)    
   受付は交番、駐在所でも可能か、拾得物の受付後の取扱いを教えてほしい。    
 
  【回答:会計課長】    
   平成27年に岩沼警察署で取り扱った拾得物は、    
       総数、約2万5,000件   
       金額、1,060万円  
       物品数は2万2,000点     
  である。    
   県全体の約9.1パーセント、県下第4位の件数となっている。
 特徴点は、大型商業施設からの拾得物件が多く、仙台国際空港等の拾得物件が多い。
 遺失物等の取扱いの流れは、駅や店舗等の施設で落とし物を拾った場合は、速やかにその施設の占有者に届け出をお願いしたい。
 その後、施設占有者の方が最寄りの警察署、交番、駐在所に届け出をする。
 施設以外の路上等で落とし物を拾った場合は、最寄りの警察署や交番、駐在所に届け出をお願いしている。
 落とし物を拾った場合は、施設内であれば24時間以内、施設以外であれば7日以内に届け出をしなければ、報労金を受け取る権利、所有権の権利を喪失してしまう。
  また財布をなくしたなど落とし物をしてしまった場合は、最寄りの警察署、交番、駐在所に電話でも構わないので、届け出をしてほしい。 警察に届けられた拾得物の取扱いは、警察で拾得物を3か月間保管し、遺失届との照合や、県警のホームページで公表して遺失者を探し返還している。
 遺失者が判明しなかった場合は、拾得者が所有権を取得する。
 ただし、個人情報関連物件は、所有権を取得することはできず、所有権の権利放棄や、警察官が職務上拾得した場合で、遺失者が判明しなかった場合は、県に帰属する。   
 
 
 
 
  【質問:委員】  
   動物の拾得に関して、一般の方が保健所と間違って電話をかけて くることがあるが、警察に連絡をするように伝えればいいのか。  
 
  【回答:会計課長】  
   基本的には保健所に連絡するように伝えてもらえればと思うが、保健所が休み等の場合もあるので、警察で構わない。
 警察で、保護された動物を一時的にお預かりをして保健所に引き渡しを行なっている。  

 (2) 仙台空港でのバイクによる騒音について   
  (質問:委員)   
   週末の深夜帯に、数十台のバイクが爆音を立てて走行し迷惑であった。
 その場合の対処について教えてほしい。        
 
 
  【回答:交通課長】
   爆音バイクに限らず、事件、事故や迷惑行為があれば、110番通報してもらうのが、一番である。
 110番通報すれば、警察本部で内容を聞き、無線で一斉に指令をすることができる。
  爆音バイク通報があれば、その都度、現場に臨場し、発見すれば取締りを実施する。

(3) 名取市内への警察署の設置要望について
  (意見・要望:委員)
   名取市は、人口が増加しており、仙台市の隣接都市として発展してきていることからも、名取市内にも拠点となる警察署があるといい。
   
  【回答:警務課長】
   本部の見解では、現在名取市内への警察署の新設は難しい。
 名取市、岩沼市それぞれに警察署を置くということは、警察力が分散してしまう。
 名取市、岩沼市の人口等の規模に比例し、現在の岩沼警察署の署員数を分散すると、例えば6対4の人数割合で分散することになり、警察力が分散することになる。
   
  【質問:委員】
   名取市は、人口が急激に増えており、そういう地区に交番を設置することはできるのか。
   
  【回答:署長】
   交番の設置には様々な基準と、予算の関係がある。
 取扱いの増減により、そこで人の配分が考慮される。

(4) ストーカーやいじめ、家庭内暴力に対する警察の対応について
  (意見・要望:委員)
   ストーカーやいじめに対して、訴えても救われない被害者が可哀想なので、ちゃんと受け止めて調べてほしい。
 家庭内暴力があった場合は、民生委員、教育委員等と協力し、できるだけ救ってほしい。
   
  【回答:生活安全課長】
   全国でのストーカー事案は、       
     平成27年、2万1,968件  
DV(ドメスティックバイオレンス)事案は、
     平成27年に6万3,141件  
発生し、年々増加している。   
 宮城県では平成24年からストーカー事案は年間約1,000件とほぼ横ばいとなっており、DV事案は毎年増加傾向にある。   
 平成27年の宮城県での事件取扱いは、ストーカー事案は59件、DV事案は101件を検挙している。   
 平成27年、岩沼警察署では、       
     ストーカー事案が51件       
     DV事案が97件  
発生している。   
 平成28年5月末では、       
     ストーカー事案が14件       
     DV事案が38件  
 である。   
 宮城県は、ストーカーやDV事案があった場合は、県警本部に速報し署長、副署長の指揮の下、本部を含め組織対応をし、危険性を判断の上、被害者の保護を実施している。
 人身の安全を守るためには、生活安全課だけで補いきれるものでなく各課連携し、対応している。

(5) 交通危険箇所に対する道路標識の設置、警察官による注意喚起要望
  (意見・要望:委員)
   岩沼市の名取高校北側、ローソンのある交差点や、その付近の旧道で交通量も増えており、危険箇所がある。
 警察官が定期的に立番するなどの注意喚起や、一時停止の道路標識を設置するなどしてほしい。
   
  【回答:交通課長】
 平成26年に新しい道路が一部供用開始となり、新しい道路の供用開始前となる平成25年は、1年間で人身事故が2件だったが、供用開始となった平成26年は、1年間で人身事故が7件発生した。
 交通事故防止のため、道路の路面に「止まれ」や「減速マーク」の標示を行なうなど安全対策をした。
 その結果、平成27年は人身事故の発生件数が3件、平成28年は現在まで人身事故の発生件数はゼロとなっている。
 今回意見のあった交差点は、危ない交差点、道路として多くの意見を受けており道路管理者等と協議を行ない、交通事故防止に向けた安全対策、協同点検を行なっていく予定である。
 また、周辺道路での一時停止無視の車については、パトロールを継続して行ない取締りを強化していく。

(6) 飲酒運転根絶に向けた意見について
  (意見・提言:委員)
   飲酒運転が少しずつ多くなっているように思え、いつ悲惨な事故が起きるか分からない。
 飲酒運転根絶のためには、警察はもちろん、市民も一緒に考えないといけない。
   
  【回答:交通課長】
   飲酒運転の根絶のためには、警察、住民が一体となって取り組んでいかなければならない。
 過去20年間の宮城県内の飲酒運転事故を見ると、平成10年がピークで年間約450件の飲酒運転による事故が起き、死者数も同様  に約40名の方が亡くなっていた。
 飲酒運転の厳罰化等に伴い、平成13年ころには年間100件程度にまで激減した。
 平成20年以降は、下げ止まりの傾向が見られ、県内での平成28年5月末現在の飲酒運転による事故は27件、死者数が2名となっている。
 平成28年岩沼警察署管内では、飲酒運転による物損事故が5件発生し、昨年比でマイナス4件となっている。
 飲酒運転の取締りでは、平成27年中、30件検挙しており、平成28年は5月末現在で7件検挙している。
 飲酒運転の根絶に向けてはこれからも飲食店街や、時間的、場所的条件を考えた検問等を行ない、取締りを強化していく。
 警察の取締りだけでなく、啓蒙、啓発活動の一つとして、県民、地域住民の方に自覚を持ってもらい、各講習会や研修会を通じて、飲酒運転による事故の悲惨さや重大さを知ってもらいたい。
 また、各家庭から飲酒運転根絶に向けた意識を持ってもらい家庭から、地域から職場から飲酒運転を絶対に出さないという強い思いを持っていただきたい。

 4 業務報告
(1) 子供・女性脅威事案の発生・検挙状況について
  (犯罪抑止対策プロジェクトチームの活動状況について)
   
  【報告:生活安全課長】
   生活安全課の業務の中で、人身安全関連のストーカー事案、DV事案のほかに子供・女性脅威事案がある。
 子供・女性脅威事案というのは、子供や女性を対象とした重大事件に発展するおそれのある前兆事案のことである。
 声かけ・つきまとい事案のほか、特異事案として、盗撮や公然わいせつ、のぞき見等、子供と女性の身近に起こりうるものがある。
 平成28年5月末現在は、765件と前年同期比プラス81件で増加傾向にある。
 宮城県内と、岩沼警察署管内では、児童の容姿を撮影する容姿撮影が多くなっている。
 盗撮や痴漢、公然わいせつが仙台市内を中心に、名取市内、岩沼市内でも発生している。
 岩沼警察署管内での脅威事案の発生件数は、平成28年5月末現在では43件と児童の容姿撮影やつきまといの件数が多くなっている。
 岩沼警察署の脅威事案の検挙状況は、平成27年中、合計22名の被疑者を検挙している。
 岩沼警察署では、犯罪抑止プロジェクトチームを結成し、犯人検挙を目標に進めている。
 検挙事例として、盗撮、建造物侵入事件等を検挙している。
 被害者の傾向は、耳にイヤホン等をつけて1人で帰宅する際の「ながら歩き」被害、大型商業施設のゲームコーナーで遊びに夢中になっている最中の盗撮被害が多い。 
 

(2) 大河原警察署員による飲酒運転による逮捕事案について
   
  【報告:警務課長】
   大河原警察署刑事課に勤務する54歳の警部補は、飲酒運転事故を起こし、平成28年6月10日免職となっている。
 警部補は、酒気を帯び、アルコールの影響によって正常な運転ができないおそれのある状態で、平成28年5月白石インターチェンジ付近道路で、軽乗用自動車を運転した。
 同じ日、白石インターチェンジ下り車線に事故車両が駐車しているのを目撃者が110番通報をした。
 警察官が現場に臨場したところ、車両運転手の警部補からは酒臭がし、酒酔い状態であったため、現行犯逮捕した。
 県警では、再発防止対策のため職員に対する指導教養の徹底をしている。
 職務倫理意識を再認識させるためにも、各課小集団活動等を実施し、再発防止策を自ら考えさせるなどしている。
 飲酒運転の防止対策として、飲酒会合に出席する場合の車両の持込みの禁止やアルコールチェッカーを使用した二日酔い運転の防止を行なっている。

5 その他
  【質問:委員】
  自転車に乗車するとき、大人は車道を走行しなければならないのか。
   
  【回答:交通課長】
   原則として自転車は車道の左側を走行することになる。
 歩道を自転車で走行できるのは、子どもと高齢者のみで、歩行者に十分注意して走行してもらうこととなっている。

  【質問:委員】
   万が一熊を見かけた場合、警察に通報すればいいのか。
 また、警察と猟友会等とどのようなネットワークになっているのか。
   
  【回答:生活安全課長】
   熊は、警察は生活安全課、行政は農政課が取扱いをしている。
 夜間帯に樽水ダム付近と那智が丘付近で熊らしき動物を見たという通報があった。
 名取の猟友会では、今後熊対策のための訓練等を実施していくことになる。
 もし民家の近くに熊が現われるなど、緊急の場合は、通報をお願いする。
   
  【回答:署長】
   法律で、猟銃を撃っていい場所と撃ってはいけない場所が定められている。
 しかし、撃ってはいけない場所でも警察官が緊急事態なので撃ってくださいと許可を出せば、猟銃を撃つことができる。
 そのため、猟友会の方々に現場に来てもらうが、判断のため警察官も現場に臨場するため、お互いの連携が重要となる。

6 次回開催日程
  次回会議は、9月下旬を予定し、協議事項は後日調整することとした。

7 閉会

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