第4回警察署協議会議事要旨

協議会名 宮城県 岩沼 警察署協議会
開催日時 平成27年12月11日(金) 午後4時00分から同5時20分までの間
開催場所 岩沼警察署大会議室
議事概要
 開会
 定足数(過半数)の委員出席を確認報告し開会した。
 挨拶
(1)   岩沼警察署協議会長
  小学校1年の時に10円を拾い交番に届けたことがあり、良い思い出として残っている。
  今回の会議から3人の新委員が加わった。これまで同様、忌憚のない意見をお願いし、有効な時間としていきたい。今日は6月に続き今年3回目の協議会である。 
(2)   岩沼警察署長
  今日の会議では、1年を振り返り、主に刑事課と交通課から、事件発生状況、検挙状況、交通事故発生状況等の説明を行う。
  また現職警察官による窃盗事案についても説明を行うので、検証と今後の非違事案防止のための意見をいただきたい。
 議事(協議報告事項)
(1)   平成27年中における活動実績について(刑事課長、交通課長)
  刑事課長説明
  ○ 
 
  今年の刑法犯の発生状況は、11月末現在で約820件の発生で、昨年に比べ約300件減少している。
  岩沼市も名取市もほとんどの手口で減少しているが、その中で万引きのみが増加している。昔は万引きと言うと少年の犯罪がほとんどであったが、最近は高齢者の犯行が多い。また大きなものを盗んでディスカウントショップで売りさばくというのも最近の万引きの特徴である。
   ○   主要犯罪の検挙率は、約40%で、県平均を上回ることができた。これは、迅速な現場臨場により現行犯的に検挙した事案が増えたこと、また攻めの街頭活動、攻めの捜査活動に署員一丸となって取り組んだ成果である。 
 イ   交通課長説明
  ○    交通警察の大きな目的は2点である。
  ひとつは道路交通全般の安全と円滑を図ること、もうひとつは交通事故の総量抑止である。
    年間の死亡事故死者数の県全体の目標は、60人以下であるが、12月10日現在、61件61人の発生となっている。特に12月に入ってからは、県内で7件7人の死亡事故が発生し、緊急事態である。 
   当署管内で交通事故全体の発生件数は、概ね昨年と同数である。
  ただ残念なことには、12月2日早朝、名取市内の堀切踏切において、下り常磐線と原付が衝突した死亡事故が発生している。また翌日12月3日深夜には、県道塩釜亘理線において大型トレーラーと歩行者の衝突による重篤事故が発生し、年末に向けて予断を許さない状況にある。
    これからは、日が暮れるのも早くなり薄暮時間帯の高齢者事故の増加や降雪時の事故が懸念され、県警では、「ラ・ラ・ラ運動」、「雪道の1・2・3運動」を推進していく。 
 ウ   質疑応答、意見提言等
  【委員】
  歩行者にとっては、車のヘッドライトがまぶし過ぎる時がある。
【交通課長】
  整備不良の場合もあり、その場合は規制ができる。
  最近は車の性能も良くなり、ライトの性能も向上している。
【委員】
  踏切での死亡事故の話があったが、電車を止めた場合の賠償金はどうなっているのか。
【刑事課長】
  乗客に対する迷惑行為をJRが算出し請求している。過去の事故で、JRから請求があったというような話を聞いたことはあるが、金額や詳しいことは不明であり、警察はタッチしていない。
【委員】
  車を運転する側から見ると、高齢者は黒っぽい服が多く目立たず本当に危険である。
【交通課長】
  反射材は何種類も制作されており、いろいろな機会を利用し何万個と配布している。
  問題は、もらった人が大切にしまい込んでいて身に付けない、使わないということである。これからは、どうやったら付けてもらえるかを考えていかねばならない。
(2)   本県警察官による非違事案の発生と防止対策について(警務課長)
 警務課長説明
○    9月の本県警察官の窃盗事案について、当該職員は、白石警察署の24歳の巡査である。
  事案の概要は、9月15日午後10時頃から10時15分頃までの間、山形市内の旅館の女性用大浴場脱衣場において、スマホ等8点在中の巾着袋1個、時価合計1万4,500円相当を窃取したというものである。
  防犯カメラの映像により同旅館に宿泊している当該職員が容疑者として浮上し、取り調べたところ、犯行を自供したもので、逮捕状請求の上、窃盗被疑事件被疑者として通常逮捕した。
  刑事処分は、9月17日、山形地方検察庁に送致、10月6日、起訴猶予、また行為責任としては、停職6か月で、処分後、依願退職している。 
  本県の再発防止策としては、県警本部から監察官名による緊急指示と本部長通達を発出したほか、警察学校の学生に対し特別講義を実施した。
  当署では、定期会議で署長から指示を行い、幹部会議において防止策の検討を行ったほか、各課単位で小集団活動を行い、問題点の検討、防止策の討議等を実施した。 
 質疑応答、意見提言等
    【委員】
  警察官の採用試験は非常に難しいのに、若くて辞めてしまったのは、大変残念なことである。
【委員】
  消防も同じだが、常に看板を背負っているという高い矜持が必要である。
  若い者を対象とした学習の場、啓発活動が必要である。
  若い者はペーパーだけではダメで、映像による繰り返しの刷り込みが効果的である。
(3)   各課長による業務活動報告
  【会計課長】
  会計課の業務の中で遺失拾得について説明する。
  今年11月末で当署に届けられた落とし物は、2万3,000件であり、1日当たり約70件となる。当署は、県内でも届出が多い方であり、その理由は、管内に大規模小売り店舗があるためである。
  現金については、11月末で約1,000万円の届出があり、そのうち半分程度は落とし主に返還している。
【警務課長】
  警務課業務の中には柔道、剣道、逮捕術等の訓練がある。   今年は各種大会での成績が良く、5月の中央ブロック柔剣道大会では、剣道の部で優勝、6月の県下柔剣道大会では、剣道1組で準優勝、8月の青年警察官術科錬成会では、柔道の部で優勝した。
【生安課長】
  生安課の業務は、行政と司法の両面がある。
  行政面としては、銃砲、パチンコ店、風俗関係の許認可業 務がある。年間1,600件から1,800件の許可事務を行っている。
  人身安全関連事案と呼ばれるものとして、DV、ストーカー や酔っ払い、児童虐待、高齢者虐待、高齢者保護等があり、 検挙活動と並行して、保健所や児童相談所とも連携しながら 業務を進めている。
  事件捜査としては、痴漢、盗撮、公然わいせつ等の検挙と 予防活動を進めており、今年は17件の検挙があった。
  少年補導は年間約500件となり、中学生、高校生の深夜 徘徊、喫煙が7割程度である。
  特殊詐欺は、今年17件の発生で5,800万円の被害額となる。一方、金融機関等で31件の阻止事案があり、被害を未然に防止することができた金額は、4,700万円となる。
【地域課長】
  地域課には、自動車警ら係、特別警ら係、交番、駐在所があり、初動捜査活動が主となる。事件事故の発生時は、まず制服警察官の迅速な現場臨場により、何があったのかを把握することが最も重要である。
  11月中の110番通報は、県内で9,826件で、当署は519件、県内全体の5.3%であった。1日当たりは17〜18件の通報で、それ以外に直接、警察署や交番、駐在所への通報もある。
【警備課長】
  警備課は、要人警護、災害警備等を担当している。
  本年は、国連防災世界会議開催に伴う天皇皇后両陛下の行幸啓を始め、当署管内で15回の要人警護があり、いずれも無事に終了した。
  災害警備関係では、東日本大震災の月命日に行方不明者の捜索を実施している。9月6日には、閖上で水門の水を抜いて、名取市役所、消防、ボランティアと合同で捜索を実施した。
  9月9日の関東東北豪雨は、50年に一度という大雨特別警報が発表され、浸水は発生したが、人的被害はなかった。
  来年は、伊勢志摩サミットに伴い、前段の5月20日、21日にサミット仙台財務相・中央銀行総裁会議が秋保で開催されることが決定している。空の玄関口、仙台空港を管内に持つ当署としては、国際テロ対策に万全を期す。
(4)   提言と質疑応答等
  【委員】
  特殊詐欺の注意報とは何か。
【生安課長】
  特殊詐欺の予兆電話等が連続して発生した場合や多発が予想される場合などに、注意報、警報等の名称で発表をしている。
【委員】
  名取市内を走るパトカーが多くなったような気がするがいかがか。
【署長】
  パトカーの台数は同じだが、年末年始の警戒で、常に赤灯を点灯したレッド走行を実施している。
【委員】
  高齢者の万引きが増えているとのことだったが、その動機 や心情は何か。
【刑事課長】
  いろいろあるが、生活苦というのが多い。
【委員】
  自転車の通行等に関する法改正があったが、自転車の走行等についての問題点等は何か。
【交通課長】
  自転車の事故は確実に増加している。
  問題は、自転車には免許がいらないということである。免許があれば道交法を知っていることを前提に話ができるが、道路標識を全く知らない人も自転車には乗っている。
(5)   次回会議日程
    次回会議は2月下旬を予定し、協議事項は後日調整することとした。
     
 閉会

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