第2回警察署協議会議事要旨

協議会名 宮城県 岩沼 警察署協議会
開催日時 平成27年6月24日(水) 午後4時00分から同5時20分までの間
開催場所 岩沼警察署大会議室
議事概要
 開会
 定足数(過半数)の委員出席を確認報告し開会した。
 挨拶
(1)   岩沼警察署協議会長
  今日は、2月に続き今年第2回の協議会である。
  委員の方には積極的な意見をお願いしたい。
(2)   岩沼警察署長
  警察署協議会は、平成13年6月に新たに設けられた制度であり、今年で14年目となる。
  今日は、当署の取組業務や、犯罪情勢等について説明するので、委員の皆様にはよろしくお願いしたい。
 議事(協議報告事項)
(1)  平成27年警察官採用試験募集活動について(警務課長)
  近年の採用情勢は、次の3点である。
  @   平成23年度以降、受験者が年々減少している。 
  A   大学卒対象の「A区分」は、既卒者の減少が大きい。 
  B   今後も少子化や民間の雇用情勢改善により受験者の確保は困難である。
 イ   受験者減少の要因を分析した結果は、次の3点である。 
  @   景気が回復し民間の雇用情勢が改善している。 
  A   地元への就職志向が高まり、地元に帰県し就職することが多くなっている。 
  B   全減少者のうち既卒者の減少が大きい。 
 ウ   当署の取組状況を紹介する。
  管内の大学、高専、高校を訪問し、募集活動を行った。
  交番、駐在所や管内の集会所、郵便局に募集ポスターを掲示した。
  交番・駐在所のミニ広報紙への募集内容の掲載、JR駅での募集広報チラシの配布、地元エフエム局での呼びかけ、当署前の電光掲示板への募集内容の掲示等を行った。
エ    警察本部の取組状況を紹介する。
  4月6日、「就活ガイダンス」という名称で、県庁において大規模採用説明会を開催した。
  他には、「就活女子会」として女性のみを対象とした説明会、リクルーター制度として出身校の訪問、警察学校でのオープンキャンパス等を開催した。
(2)  質疑応答
【委員】
  地元のお祭りやイベント等での広報活動はやっているか。
【警務課長】
  これまでも実施しているが、今後も積極的に実施する。
【委員】
  現在、受験倍率はどの程度か。
【警務課長】
  昨年度の倍率は、警察官Aの男性が4.8倍、女性が4.6倍、警察官Bの男性が4.2倍、女性が6.6倍である。
【委員】
  女性の採用人数が少ないので、将来的には女性の方が精鋭がそろってしまうのではないか。
【署長】
  将来的には、女性を全体の1割にするという目標がある。
  現在そこまでは至っていないので、「就活女子会」等で広報を行い積極的に女性を採用している。
【委員】
  受験資格、身体基準はあるか。
【署長】
  身長160センチ以上という基準はあるが、ひとつの目安である。総合的に判断し優秀な人材を採用したい。
【委員】
  警察官採用後、早期退職者というのはどの程度いるか。
【地域課長】
  正式な数字ではないが、警察学校卒業後3年以内程度で2〜3人は辞めているのではないか。
【委員】
  募集活動で学校を訪問しての感触はいかがか。
【警務課長】
  景気が上向きで民間志向の者が増えている。
【委員】
  女性警察官の結婚に伴う離職者はどの程度か。
【署長】
  今は、結婚後も続ける職員がだいぶ増えてきている。
  職場の雰囲気も昔とは相当変わってきている。
【委員】
  学校であれば代替教員というのがいるのだから、警察も同じように産休時の代替え、補充要員制度を設けるべきだ。
【署長】
  出産や育児に伴う女性職員の休暇制度は徐々に拡充しているが、警察で代替え制度は困難である。
(3)  平成27年上半期の交通死亡事故抑止対策について
                              (交通課長)
   「重点エリア」は、県内で100カ所、当署管内で4カ所 を選定し、警察力を集中的に運用することで、事故抑止に一定の効果を上げている。
  当署管内では、本年5月末現在、昨年と比べ、ほとんどの項目で事故は減少している。
  本年に入り死亡事故は発生していないが、3件の重傷事故が発生している。
  交通安全教育、広報啓発活動について説明する。
  参加・体験・実践型の交通安全教育であるサポートカーを各地に無料で派遣している。
  春の交通安全県民総ぐるみ運動では、大型ショッピングセンターでの警察音楽隊のコンサート、大型玩具店での自転車交通安全教室を開催した。
  玉浦小学校では、トラック協会の協力を得て大型トラック利用の交通安全教室を実施した。
  また昨年からの取組としては、交通安全広報日を設定して、県内一斉で広報活動を行っている。
  エ    「重点エリア」において、悪質・危険・迷惑性の高い交差 点関連違反の取締りと飲酒運転の取締り等を重点に実施し、名取市は昨年3月6日以来1年間、岩沼市は5月2日以来1年間、それぞれ死亡事故の発生がなく、両市に対し本部長讃辞が贈られている。
(4)  質疑応答
【委員】
 警察音楽隊というのは、どのような場合でも呼べるのか。
【署長】
  要請があり、スケジュールが合えば可能である。派遣要請がある場合には、早めに相談いただきたい
【委員】
  飲酒運転をなくすために良い方法はないのか。
【交通課長】
  警察としての一番の対策は取締りである。
  また地域住民の間に飲酒運転根絶の機運を高めるという地道な活動が重要である。
【委員】
  6月1日に改正道交法が施行されたが、中学生対象に自転車運転時の交通安全教育、講習を実施してほしい。
【交通課長】
  自転車で問題なのは、免許がないこと、保険がないことの2点である。
  小学校、中学校、高校回り、自転車安全利用5則の周知徹底を図るため、学校での安全教育を継続的に実施していく。
【委員】
  交通安全広報日には昼間に広報を実施しているが、夕方時間帯の広報や警戒はどうなっているか。
【交通課長】
  夕方の時間帯の警戒警らというのは、薄暮時間のレッド駐留、レッド警戒として日常的に実施している。
(5)  子供・女性脅威事案の発生・検挙状況について(生安課長)
  生安課で実施している防犯教室を紹介する。
  玉浦小学校で実施した防犯教室では、「いかのおすし」を補導員が小学生に教えた。
  名取北高校では、声かけ、つきまとい等の脅威事案に関する防犯講話を実施した。
  脅威事案とは、女性や子供に対し声かけやつきまといを行うもので、痴漢行為や誘拐等の重大な犯罪に発展するおそれがある。
  県内での発生は、前年比で約50件増加し、特徴としては小中高校生の被害が全体の約6割を占め、発生時間は午後3時から午後6時台の発生が多い。
  当署管内での発生状況としては、今年に入り38件発生し、そのうち迷惑防止条例がプラス5件で増加している。
  本日現在で痴漢、盗撮、公然わいせつ等で7名を検挙しうち4名を逮捕している。
  検挙した事案の犯行形態を紹介する。
  強制わいせつ事件では、スマホの「ながら歩き」の女子校生が、後ろから来た犯人に被害に遭った。
  盗撮事件では、エスカレーターで犯行を重ね、7年間で約4000人の女性のデータが、スマホや小型カメラに残っていたものがあった。
  名取市内での痴漢事件では、歩いている女性に「虫が付いていますよ」と声をかけお尻を触るという手口の「虫男」を逮捕した。
  検挙により地域住民や被害者家族からも感謝の声が寄せられている。
  特殊詐欺事件について説明する。
  特殊詐欺事件の発生は、今年5月末現在で143件、3億9,000万円の被害額となっている。昨年比で約50件の増加であり、全国的にも大幅な増加傾向にある。
  当署管内では9件、2,770万円の被害額である。
  当署の取組みとして、電話に貼る起き上がりミニポップの高齢者宅への配布、金融機関や防犯団体への呼びかけ等を行い、今年に入り16件の阻止事案がある。
(6)  質疑応答
【委員】
  ラインによる犯罪傾向について教えてもらいたい。
【生安課長】
  ラインの「ともだち作り」というサイトで男性と知り合った女子高生が、ホテルに連れ込まれ被害に遭うという事案があった。この「ともだち作り」は以前の出会い系サイトである。
  他にもラインでの問題では、自分の性器を撮影しライン上で犯人に送信するという事案があり、これは児童ポルノ法違反となる。
(7)  本県警察官による飲酒交通事故(署長)
  6月14日、本県警察官の飲酒運転交通事故が発生した。
  当署では、本件発生後すぐに全課長を集めて、二度とこのようなことがないようにと指示している。再発防止に向けて全署員が自分自身のことと真摯に受け止めることが重要である。
  現時点で我々ができることは、一つは飲酒運転は絶対にしないということを厳しく誓うこと、もう一つは仕事で成果を上げて県民の信頼を回復することである。
(8)  次回開催日程
  次回会議は9月下旬を予定、協議事項は後日調整することとした。
     
 閉会

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