第2回警察署協議会議事要旨

協議会名 宮城県 岩沼 警察署協議会
開催日時 平成26年6月26日(木) 午後4時00分から同5時45分までの間
開催場所 大会議室
議事概要
 開会
 定足数(過半数)の委員出席を確認報告し開会した。
 挨拶
(1)   岩沼警察署協議会会長
  本日は、前回から4ヶ月ぶりの協議会開催である。
  岩沼署管内は、大きな事件事故もなく平穏であった。
  委員の皆様には、これまで同様、積極的な意見・提言をお願
いしたい。
(2)   岩沼警察署長
  本年の宮城県警の運営指針は「安全・安心な地域社会の実
現〜震災復興へ県民とともに歩む警察〜」と定められた。
  平成18年以降連続で減少していた刑法犯認知件数にも陰り
が見え、特殊詐欺事件も増加した。震災の行方不明者が1,3
00人近くおり、仮設住宅で暮らす人も4万人以上となる。このよう
な情勢を踏まえ治安回復を確固たるものとするために設定したものである。
  本日は、各課のこれまでの取組状況と今後の重点について各課長が紹介、説明する。委員の皆様には、震災復興にある中、住民の視点・立場から、警察には何に優先的に取り組んでもらいたいか、警察官のどのような姿を見て安全・安心を感じるかについて
御意見をお願いしたい。
 議事(協議報告事項)
(1) 平成26年上半期の業務報告について
平成26年下半期の業務重点について
 生活安全課長
 現在、生活安全課が重点的に取り組んでいる業務について説明する。
(ア) 子供・女性・高齢者が被害者となる犯罪への対応
    子供対象の事案としては、児童虐待事案がある。通報
   があれば子供と面接し、内容により児童相談所への通
  報相談所と共に子供の身柄の保護等を行っている。
    最近、小学生の容姿を撮影される事案、声掛け事案
  が発生しており、それについては、セキュリティメールで発
  信し、注意喚起を行っている。
    DV、ストーカー事案対策としては保護が主となるが、
  相談内容により口頭や文書による警告、保護して施設
  への入居、引っ越しの手伝い等も行っている。
    高齢者虐待事案については、介護施設への入居、一
  時保護して他の親戚宅へ預ける等の措置を行っている。
(イ) 認知症の徘徊高齢者対策
    現在、岩沼市と協力し、家族の同意を得て、在宅の認
  知症高齢者の顔写真等の登録作業を行っている。市と
  警察の両方で名簿、情報を共有し、徘徊老人の引渡しに
  役立てようというものである。
    なお、当署で認知症で捜索願いが出されて見つかって
  いないという人はいない。
(ウ) 自転車盗、特殊詐欺対策
    自転車盗は昨年に比べ24件増加しており、被害分析
  すると、ほとんどは無施錠の自転車が被害に遭っている。
  ツーロックのキャンペーンを推進しており、先日は、岩沼
  駅前で防犯協会、補導員協会、岩沼北中学校と合同で
  チラシ配布のキャンペーンを行った。
   特殊詐欺については、当署管内でも不審電話事案が
  発生し、セキュリティメールを発信し注意喚起を行ってい
  る。
(エ) 管内でひったくり事件が連続発生したことから、注意喚
  起、広報活動を行っており、先日も各地域の防犯協会長
  に集まってもらい、自転車の前かごネットを配付し、防犯
  広報を行った。
 地域課長
(ア) 上半期の業務報告
    上半期の雑踏警備は、
    ・  12/31〜1/3 竹駒神社初詣
    ・  12/31〜1/3 金蛇水神社初詣
    ・    1/14 竹駒、金蛇水神社どんと祭
    ・    3/17〜3/23 竹駒神社初午大祭
    ・   5/10〜5/25 金蛇水神社花まつり
  等を実施し、特に大きな事件事故の発生はなかった。
   治安対策としては、管内の仮設住宅10ヶ所に対し、
  巡回連絡、警戒警ら等を実施した。
   犯罪抑止活動として、犯罪多発地域を中心とした警戒、
  警ら、犯罪の検挙活動を推進し、4月には精米所荒らしを
  現行犯逮捕している。
   実態把握活動は、巡回連絡を中心とした活動を継続的
  に推進しており、交番所協議会を通じた要望、意見の把握
  も行っている。
(イ) 下半期の業務重点
    下半期に予定されている雑踏警備は
    ・ 8/2 なとり夏まつり
    ・ 8/23 岩沼復興夏まつり
    ・ 9/27〜9/28 竹駒神社秋季大祭
  等がある。
    犯罪検挙活動として、ひったくり事件発生に伴うよう撃
  捜査、積極的な職務質問を推進する。また高齢者、自転
  車利用者への防犯広報活動を行う。
 刑事課長
(ア) 本年の刑法犯認知件数は、4月末現在で315件で昨年
  同期に比べてやや減少している。
(イ) 主要事件の検挙状況としては
    ・  名取市美田園における脅迫事件
    ・  名取市増田における強制わいせつ事件
    ・  名取市下余田における強盗致傷事件
    ・  名取市増田における被害額1,100万円の振り
     込め詐欺事件
    ・  名取市愛島における窃盗事件
     等があり、6月23日現在、全体で34人の逮捕者と
    なっている。
      未解決重要事件としては、平成24年発生の梶橋に
    おける殺人事件があり、現在、捜査本部を設置し、専
    従体制で捜査を推進している。
(ウ) 振り込め詐欺は本年に入り8件発生している。手口、手
  法は、ユーパックを使い私書箱に送金させるもの、パチン
  コ攻略法、競馬必勝法、息子や孫を語るものなど、様々で
  ある。
    対策としては、携帯電話番号の捜査、被害者宅や銀行
  等の現場での検挙活動、Fmいわぬまでの広報活動等を
  行っている。
(エ) 暴力団対策としては、自治体、企業等と連携し、祭典等
  からの露店の排除、暴力団追放対策協議会による啓発
  活動等を行い、また名取市、岩沼市では排除条例を制定
  施行している。
(オ) 震災身元不明遺体は、当署では2体で、DNA鑑定等を
  進めている。
(カ) 平成26年下半期の業務重点は、
   ・ 殺人事件の捜査推進
   ・ 連続性のある犯罪の抑止及び検挙活動の推進
   ・ 銃器・薬物犯罪に対する捜査・摘発の推進
   ・ 振り込め詐欺対策及び暴力団排除活動の継続推進
   ・ DV、ストーカーの積極的事件化
  等である。
 交通課長
(ア) 交通事故の情勢は、極めて厳しい。
    6月25日現在、県内での事故発生状況は、人身事故
   4,200件、物損事故2万9,500件が発生し、死亡事故
   37件となっている。人身事故、物損事故合わせて、毎日
   約200件の事故が発生し、4.7日に1名が亡くなってい
   ることとなる。
    当署管内では、5件6名の死亡事故が発生し、今年は
   岩沼市が4件5名、名取市が1件1名で、岩沼市の方が
   発生件数が多い。
    事故の特徴としては、朝夕の通勤時間帯の発生が多く
   路線別では国道4号線と浜街道での発生が多い。発生
   場所は、交差点付近が6割、事故類型は追突が5割であ
   る。
(イ) 抑止対策としては、国道4号線を管轄する4警察署合同
  で「特別緊急取締トリプル4事故ゼロ作戦」を実施し、また
  「シグナル検問」を県内各所で実施している。
    当署独自の対策としては、「見える、見せるR4・浜街道
  作戦」を実施している。
    また、県内の過去10年間の事故データにより事故多発
  日を分析し、その前日を広報日として県下一斉の街頭キ
  ャ ンペーンを実施している。6月は4日に実施し、7月は
  18日が広報日となっている。
(ウ) 交通取締りは、事故発生状況に応じ、主要幹線道路、
  交差点関連違反、飲酒運転取締り等を重点に実施してい
  る。
(エ) 交通安全教育は、大型ショッピングセンターにおいて安
  全教育車を活用した実戦的安全教育を実施している。
    高齢者交通安全指導員との連携による高齢者宅の個
  別訪問、自転車安全利用指導員との連携による街頭キャ
  ンペーンを実施している。
(オ) 今後の活動重点としては、夏の事故防止対策を徹底し
  秋の安全運動まで継続して行きたい。飲酒運転、交差点
  関連違反の取締り、夏季の漫然運転の防止、大型二輪
  のツーリング事故防止等を徹底する。
(2)  質疑応答、提言等
【委員】
 復興関連で関東や関西方面から来ている者による犯罪
の割合や外国人による犯罪の割合はどの程度か。
 また岩沼署管内で自販機の放火事件の発生はどうなっ
ているか。
【刑事課長】
 他地域から働きに来ている者による犯罪のデータという
ものはないが、復興工場現場で働く者がコンビニで窓ガラ
スを割った事案、万引き事件等が発生している。
  自販機放火は、名取市十三塚公園で発生し、県内で発
生している一連の犯罪と同一であると見て捜査している。
【委員】
 自販機に火をつけてお金を盗ることはできるのか。
【刑事課長】
 お札は盗れないが、小銭は盗れる場合がある。
【副署長】
 外国人犯罪は、平成17年以降、減少している。
 国籍別では中国人が圧倒的多数である。外国人犯罪
は、常に全検挙人員の約2%となっている。
【委員】
 杉ヶ袋の信号機はいつから点灯するか。
【署長】
 杉ヶ袋の信号機は完成検査が終了次第、近日中の点灯
予定である。
【委員】
 オレオレ詐欺については、これほど広報、注意喚起を行
っているのに、なぜ未だに被害に遭う人がいるのか。
 被害に遭ったお金というのは被害者に戻るのか。
【署長】
   被害金については、損害賠償事案だが、実際に取り
 戻すのは困難である。
   オレオレ詐欺等の特殊詐欺については、今後も広報
 活動と水際の金融機関との連携強化を図っていくしかな
  いと考える。
   問題は、一人暮らしの高齢者など、社会との接点がな
 い人にどうやって情報を届けるかである。
【委員】
   認知症高齢者の登録制度のついては、良い施策であ
 ると思うので、今後の周知広報に努めてもらいたい。
   自転車安全利用指導員は頼めば来てもらえるのか。
【交通課長】
   交通課を通じて依頼可能である。
【委員】
   最近、ひったくり事件が白昼堂々、岩沼市の中心部で
 発生している。このような事件は増えているのか。
【署長】
   今回の事件は、いずれも女性の高齢者をターゲットとし
  て人通りの少ない路地で敢行されており、明らかに狙い
  撃ちしたものである。ひったくりは、傷害、強盗に発展す
  る恐れのある犯罪であるから必ず捕まえなければならな
  い。
    また予防のための広報も必要であり、被害状況や内容
  に加え自転車の防犯ネット等も含めた防犯広報を実施し
  ていきたい。
【委員】
  岩沼市、名取市の広報紙への掲載が有益である。ぜひ
 とも実施してもらいたい。
【委員】
  仮設住宅の巡回を行った際、住民からどのような要望が
 出されているか。
【署長】
   仮設住宅から警察への要望で多いのは、警戒・警らで
  ある。また他の行政機関、自治体への橋渡し、何かを連
  絡してほしいといったもの多い。
【地域課長】
   仮設住宅の中で事件が発生すると大変なことであるか
  ら自治会と協力し警戒に当たっている。
   岩沼市は仮設住宅から退去する人が多くなってきてい
  るが、警戒を兼ねて巡回し一戸一戸を訪問し要望を聞い
  てる。
【委員】
   名取での事件発生が多いので、名取市の災害FM「なと
  らじ」での広報を行ってはどうか。
【署長】
   「エフエムいわぬま」では既に定期的に広報を実施して
  いるので、今後「なとらじ」も活用していきたい。
(3)  次回開催日程
 次回会議は9月上旬を予定、協議事項は後日調整するこ
ととした。
 閉会

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