第1回警察署協議会議事要旨


 協議会名 宮城県岩沼警察署  
 開催日時 平成29年2月28日(火)午後4時00分から午後5時20分まで
 開催場所 岩沼警察署 大会議室
 議事概要
1 開会
  定足数(過半数)の委員出席を確認報告し開会した。

2 挨拶  
(1) 岩沼警察署協議会長 
   日々様々なニュースも飛び交っているが、私たちの安心安全な生活のため警察署の方々には頑張っていただいている。
 平成29年の第一回目の協議会ということで、委員の皆さまには普段感じていることや疑問に思っていることを発言していただき、活発な協議会となるようご協力をお願いする。
    
(2) 岩沼警察署長  
   今年初めての協議会となる。
 本日は、協議会前に女性職員専用の当直室を視察いただいたが、これは女性職員が働きやすい職場環境づくりの一環となる。
 宮城県では東日本大震災後に仮設住宅がたくさん建てられたが、災害復興住宅ができはじめたため、仮設住宅が不要となった。
 その仮設住宅を再利用できないかという宮城県の施策があり、今回設置する運びとなった。
 岩沼警察署での平成28年の治安情勢と、平成29年の業務重点については、数値をもって示させていただく。
 平成28年は、特に大きな事件もなく、比較的安定した一年だったが交通死亡事故が多発し、6名の方が犠牲となっている。
 平成29年に入り、1月は宮城県全体で交通死亡事故は0件だった。
 今年も治安を守るため取り組んでいく。
 今回いただいた提言も含め、委員の皆さまからいただいたご意見を今年の業務に反映させて、よりよい警察業務に努めていく。
 

3 議事 (協議事項)  
(1) 名取スマートIC開設に伴う交通対策について
  (質問:委員)    
   
  【回答:交通課長】    
   平成29年3月に名取中央スマートICが開通する。
 3月18日土曜日に開通となる予定で、供用の開始時間は、午後3時に全面開通となる。
 また、開通日の午前中にはスマートICの敷地内でセレモニーをする予定になっている。
 スマートIC開通に伴う、交通状況の変化は、ネクスコ東日本の試算では一日あたりの通過台数を約2,800台と予想している。
 この台数を24時間で割ると、1時間あたり約117台通過することになり、昼間の時間帯の12時間で割ると、1時間あたり約233台通過することになる。
 12時間で割った台数をさらに分単位で割ると、10分間に39台、1分間では4台通過するという計算になる。
 この数字を見ると、それほど多くの車両が通過するとは言えない状態である。
 参考として国道4号と国道6号の交差点、通称四六交差点と呼んでいる交差点で、朝の通勤時間帯に交通量調査をした際には、1時間あたり約1,000台の通過車両となるので、通過車両の数は約4分の1以下となる。
 スマートICの出入口は、市道に接続されて2か所設けられる。
 東部道路の西側に一か所、従来のT字路交差点に接続する形で十字路の交差点になる。
 もう一か所は、東部道路の東側に設置され、こちらはT字路の交差点になる。
 いずれの交差点も、一時停止標識で交通規制をし、インターから流出した車両が、一旦停止して市道に流入する形になる。
 先ほど話した一日に約2,800台という通過車両数となると、信号機の設置基準に該当しないことになるが、土曜日や日曜日に通過車両台数が増えることも予想されるので、イオンモールに向かう十字路交差点については、信号機の設置を要望している。
 今後、交通ルールの変化や、道路環境の変化を見据えて、適切な交通規制、交通対策を講じていきたいと考えている。
 
 
 
 
 
 
 
 
(2) ストーカー対策について
(質問・委員)
【回答:生活安全課長】
 宮城県内における平成28年のストーカーの事案数は890件、DV事案は2,227件の取扱いがあった。
 ストーカー事案では、平成27年と比較して-135件の減少、DV事案は、-30件と減少している。
 これらストーカー事案、DV事案ともに減少となったのは、ストーカー規制法ができてから初めてのこととなる。
 平成28年は、ストーカー規制法で20件、他の法令での検挙が53件となっている。
 DV事案では、DV防止法を適用した事件で1件、他法令では113件検挙している。
 平成28年のストーカー行為の中では、面会要求つまり会いたいという要求や無言あるいは連続的な電話は増加傾向にあった。
 岩沼警察署での対応状況としては、平成28年はストーカー事案は26件、DV事案では102件の取扱いがあった。
 平成27年と比べると、ストーカー事案、DV事案とも減少している。
 岩沼警察署の事件では、ストーカー規制法で逮捕が1件あった。
 また、刑事課と連携し、傷害や暴行、脅迫で計8件検挙しており、合計9件、9名を逮捕している。
 ストーカー事案は先ほど話したように、減少しているが、この度ストーカー規制法が改正され、平成29年1月3日から施行された。
 その内容は、つきまとい行為の中で、住居等の周辺をみだりにうろついたり、SNSのメッセージを送信したり、ブログ等にコメントを書き込む行為も規制対象となり、処罰されることになった。
 これらの現状の中で、宮城県中央児童相談所への児童虐待による児童通告を昨年は30事案、49名行っている。
 県内においても、父親と母親が男女間のトラブルで喧嘩をして、それを子どもが目の前で見て、心理的に虐待を受けるというものが非常に多くなっている。
 次に、岩沼警察署管内でのストーカー対策だが、宮城県では発生した時点で切迫性や緊急性が分からない場合、本部と直結し、ストーカーやDVを認知するとすぐに署長、副署長に即報し、人身安全関連で大きく捉え、事案の対応にあたっている。
 相談や被害を訴えた女性がいた場合、警察署で隔離し、家族を含 め一時的に避難を行う。
 それを宮城県内の生活安全課員を中心に行っていることが、これまで大きな事件に発展していない要因の一つではないかと思う。
 この種事案の中でストーカーとDVが重なって発生する場合もある。
 その場合は、非常に危険性が高いと判断し、即応し児童の保護や相談者の保護にあたっている。
 加えて、他県にまたがる場合は、本部を中心に連携を図り、対応している。
 ストーカー事案は減少傾向にあるが、DV事案は数としては未だに多く、児童虐待は増えている。
 それらを踏まえ、今後さらなる生活安全課員のレベルアップを図っていく。
【回答:署長】
 宮城県では、事件を認知すると当事者から全て話をしっかりと聞いた上で、安全だと判断できるまできっちりやっている。
 また警察に通報がなされない事案の方が、危険度が高い場合がある。
 女性の方が暴力を振るわれても、被害申告をしないことがあり、病院を受診して医者がこの傷はおかしいと判断して警察に通報し、発覚することもある。
 警察だけでは把握できないものは、各関係機関や医療機関と連携して、総合的に対応するという施策を行っている。
(意見:委員)
 ストーカーやDVは、なかなか終わりのない案件だと思うが、警察の方には説明してもらったように組織的に対応していただいていることが分かった。
(3) 岩沼警察署管内での空き家対策について
(質問:委員)
 
  【回答:生活安全課長】
 生活安全課としての空き家対策は、少年たちがたまり場となり得る空き家の把握ということで、年末年始や夏休み等の子どもたちが活動する期間に重点的に地域の防犯ボランティアを中心に空き家の把握をしている。
 岩沼警察署管内での空き家の数としては、岩沼市内では54件の空き家がある。
 名取市内の空き家の数は、79件となっている。
 岩沼警察署での空き家に関する相談案件は、平成28年で21件寄せられている。
 主なものとしては、空きビルの窓ガラスを割られたといったものや、壁を壊されたというもので、現場臨場し対応している。
 生活安全課としては行政と連携し、空き家対策を推進していく。

 4 業務報告
(1) 平成29年の業務重点について
   
  【報告:生活安全課長】
   生活安全課の業務重点としては、大きな柱が五つある。
 一つ目は、被災地における安全、安心なまちづくり対策の推進で、  防犯ボランティア団体の組織化、活性化の推進と少年の規範意識の向上による将来の犯罪抑止基盤の確立である。
 二つ目は、総合的な犯罪抑止対策の推進で、防犯カメラ設置の推進、住民が不安を感じる身近な痴漢等の犯罪の徹底検挙と予防活動の推進、高齢者等を対象とした特殊犯罪被害の抑止対策の推進である。
 三つ目は、人身の安全を確保するための取組の推進で、ストーカーやDV事案等に対する迅速、的確かつ総合的な対応、子ども、女性の安全を確保するための諸対策の推進、児童、高齢者、障害者虐待に対する的確な対応である。
 四つ目は、少年の非行防止と保護総合対策の推進で、街頭補導活動の強化による非行少年を生まない社会づくりの推進、いじめ問題等各種少年事案への的確な対応である。
 五つ目は、県民を脅かす犯罪の諸対策としてサイバー空間の安全確保の推進で、生活経済事犯、環境事犯、風俗事犯といった犯罪の取締り及び被害拡大防止の推進、サイバー犯罪に向けた官民一体となった取組みの推進である。
 
【報告:刑事課長(警務課長代理報告)】
 平成28年中における刑法犯検挙状況については、認知件数が+33件と微増となり、検挙件数は前年対比で-34件、検挙人員は-70人と減少している。
 この認知件数の増加の主な原因は、万引きや自転車盗といった盗犯事件の増加が大きく関わっている。
 また、検挙件数、検挙人員の減少の原因としては、暴行や傷害といった粗暴犯、詐欺等の知能犯の発生が街頭活動の強化等により減少したことに伴うものである。
 次に、業務重点として、特殊詐欺検挙対策の推進で特殊詐欺の内、全体的には件数、被害金額ともに大幅に減少しているものの、今後も積極的な犯人検挙に向けた取組を実施していく。
【報告:交通課長】
 平成28年中の交通事故発生状況は、人身事故、物損事故ともに若干ではあるが、減少している。
 交通死亡事故については、6件発生し、6名の方が亡くなっており、前年より5件増えている
 死亡事故6件の特徴を見ると、6件中3件が車と歩行者の事故になる。
 また、6件中3件が夜間の事故、そして6件中2件が高齢者の方が犠牲になっている。
 全体の人身事故の特徴を見ると、月別では10月から12月にかけて多発しており、特に、12月の年末が人身事故発生件数が突出している。
 また、日中時間帯の発生が7割を占めており、時間別では朝夕の通勤、帰宅時間帯が多くなっている。
 事故を起こした方を年代別で見ると、一番多いのは、20歳代で21.9パーセント、続いて多いのは30歳代で18.7パーセント、次が40歳代で17.3パーセントとなっている。
 高齢ドライバーの事故は、16.9パーセントで四番手となっている。 岩沼警察署管内では、昨年高齢ドライバーの大きな事故や特異な事故は発生していない。
 今年の1月は、宮城県内での交通死亡事故件数は0件だった。
 それらも踏まえて、今年の業務重点として大きく3点あり、一つ目は、交通事故分析に基づく交通事故抑止対策の推進である。
 具体的には、高齢者、自転車、歩行者対策を実施し、それぞれの年代に応じてシミュレーター等を使用した交通安全教育を行っていく。
 二つ目は、飲酒運転根絶及び交通事故防止を目的とした悪質、危険、迷惑性の高い交通違反の指導取締りの実施である。
 飲酒運転については、年々減少しているが、最近は下げ止まりで若干の増減をしならが、ほぼ横ばいで根絶に至っていない状況である。
 昨年の岩沼警察署管内での飲酒に起因する人身事故は、発生は1件であった。
 前の年と比較すると、-7件となっている。
 取締りだと昨年は20件検挙しており、-10件の減少となっている。
 三つ目は、改正道路交通法の円滑な施行である。
 3月12日に施行される改正道路交通法だが、改正点の主なものは臨時高齢者講習、臨時機能検査等の高齢者対策、準中型免許の導入となっている。
(2) 速度取締り指針の検討について
  【報告:交通課長】
 速度取締り指針については、年2回検討している。
 前回と変わった点は、重点エリアである。
 前回は、名取エリア、岩沼エリアのほか仙台空港エリアを示していたが、今回は、名取エリアと岩沼エリアとし、より交通事故の発生に即したエリアにしている。
 今回名取エリアについては、国道4号にある増田一丁目交差点を中心に半径2キロメートルのエリアとした。
 岩沼エリアについては、岩沼警察署前の交差点を中心に半径2キロメートルのエリアとした。
 重点の時間帯は、これまでとほぼ変わらず、岩沼エリアが午前7時から午前11時までと変更している。
 そのほか、取締り要望としては、昨年は大通りを走行する大型トラック等の取締り要望が多かったが、今回狭い道路での取締り要望が出ている。
 そうした要望にも即して今後、取締りを行っていく。

5 次回開催日程
   次回協議会は、6月中旬を予定し、協議事項は後日調整することとした。

6 閉会

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